マリーゴールドの季節になると何故か思い出す。

医療機関

今日もいつものTwitterスペースをした。

日本尊厳死協会関西支部の発信だ。

『リビングウィルを話そう10』

もう早くも10回目。少し慣れてきた。

内容は、20歳頃のリビングウィル。

 

 

人は、そんなに強くない。

死ぬことなんて考えてない。

その日その日を必死に生きている。

 

二十歳ころの僕ならきっと、

いや今の歳になっててもかもやけど((笑))、

リビングウィルなんて、これっぽっちも考えず、

好きな女の子と、夏の暑い日、映画を見に行ったり、

海に出かけていったり、ドライブしたりだった。

 

 

 

それでも、二十三歳頃、

初めてちゃんと『死』を知った。

動揺した。何をどうしていいか分からなかった。

大切な彼女のお父さんの突然の死だった。

正確には元カノの歯科医のお父さんの突然死。

 

病名は、心筋梗塞。

もうその季節がいつだったか、

正直、思い出せないが、お通夜前に、

こっそり手を合わさせて頂いた。

 

あの日のあの光景は、今も思い出せる。

 

そして、あれから、四半世紀。

今度は、自分の父親が心筋梗塞。

独居で暮らす父親の突然死。

亡くなる前日まで歯科医をしていた。

突然死なので死体検案いただいたのだが、

父の様子は検案されたドクターから伺った。。。

 

 

あの二十五年前のあの光景。

そして、二十五年後のこの光景。

変えることの出来ない苦しみが今も残る。

今もなお、申し訳無さでいっぱいだ。

できるなら、今からでも謝ってきたい。

 

 

リビングウィルは、もしかしたら、

やっぱり、僕の時なら、、、

僕のことを大切に思う人のために、

その人がその先を苦しまず生きていけるように

表現しておくほうが良いものなのかもしれない。

 

マリーゴールドの花言葉は、「悲しみ」「変わらぬ愛」

この花を見ながら、今日はそんな事を考えていた。

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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