それでずっと一本足で立つ練習ばかりでした




身体の軸をしっかりと保つこと。臍下の一点に心を鎮めること。

無駄な力を抜いて、自然体で立つこと。
それが、広岡が松岡に求めたことだった。
広岡が重視していたのは「軸がぶれないこと」だった。

 広岡が重視していたのは「軸がぶれないこと」だった。

それは、彼が師事する心身統一合氣道会・藤平光一の教えに基づくものであり、「臍下の一点に心を鎮め、心を込めることができれば簡単に投げられる」との教えだという。
松岡が解説する。

「要するに軸ですよ。広岡さんの考えでは、ピッチングフォームも、バッティングフォームも、あるいは守備のときにも全部軸があるんです。その際にどこに重心を置くか、どこに力を入れて、どこの力を抜くか。きちんと軸が定まれば、何事も無駄のないきれいなフォームになる。広岡さんは、それを口にしていました」

 当時の広岡にゆかりのある人物はみな一様に「広岡さんは、いつも自ら手本を示してくれた。そのフォームは実にきれいだった」と口にする。広岡はかつて、自著『意識革命のすすめ』(講談社)において、こう述べている。

《技術は、弁説では伝授できない。そう信じている私は、自分がグラブを手にし、バットを握り、グラウンドを走りまわることができるうちに監督をしたいと考えていた。》


(略)

 終焉のときは、突然訪れた。いつものように、マンツーマンでシャドーピッチングをしていたときのことだった。広岡が静かに口を開いた。

「よし、明日いくぞ」

 その瞬間、松岡は(あぁ、やっと終わった……)と安堵する。「空白の26日間」が、ようやく終わろうとしていた。そして、広岡はこんな言葉をつけ加えた。

「そう、それでいいんだ。そのままやれば、必ず勝てるぞ」

まぁ知っている人なら知っている。

これは、合気道師範部長だった藤平光一氏の心身統一合氣道の考え方で、、

藤平氏が王貞治氏に教えたやり方です。

そしてあの一本足打法が誕生した。

その指導を横で見ていたのが広岡達朗氏。

藤平氏の弟子だった荒川博巨人コーチが、、

王貞治、広岡達朗、長嶋茂雄、、を道場に連れて行って藤平氏の指導を受けさせた。
大事なのは、、

「よし、明日いくぞ」

と観る事の出来た広岡達朗氏の眼ですね。

※ただ野茂英雄氏がメジャーリーグに行く際に辛辣な言葉を浴びせたのは老化ですかね?
まぁ、、

軸があって究極の合理性を持つフォームは、、

何処を切り取っても美しい。

それはワタシも持論にしています。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2

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