おはようございます。
最近では、「ブログを読んでこれから投資を始めてみようと思います」といった嬉しいコメントをいただくことが増えてきました。
その中でも、
「インデックスファンドがよいのか、海外ETFがよいのか、個別株がよいのか」
というご質問は大変多いです。
この3つの手法は、それぞれにメリット・デメリットがありますので、一概にどれが最適解とは言えません。
最終的には、自分の「感覚」を大事にするべきだと思います。
長期投資では自分のフィーリングにマッチする戦略を選択しよう
私は、長期投資で最も重要なのは、
「自分が得意なステージで戦うこと」
だと思っています。
投資において自分の感覚というのは非常に重要です。
たとえ一般的に優れた投資法と言われている手法でも、自分にとってしっくりこなければ、その人に合っているとは言えません。
特に、長期投資が前提であれば、これから数十年間にわたって付き合っていくわけですから、自分の感覚にマッチした手法を選ぶことを重視した方がよいでしょう。
私が海外ETF投資をメインにしている理由
インデックスファンドは、少額から日本円のまま投資可能で、買付手数料も無料(ノーロード)が常識ですので、大変使い勝手がよい商品です。
以前は、コスト面でETFと大きな乖離がありましたが、近年では超低コストのインデックスファンドが次々と登場してきており、その心配はなくなりました。
また、トラッキングエラーの問題も、ある程度の運用実績と純資産総額がある商品を選択すれば、長期ではほとんど無視できるレベルでしょう。
では、その上でなぜ海外ETF投資をしているかと言うと、配当金という不労所得を積み重ねることにも重点を置いているからです。
キャッシュフローの流れ・量を増やすことを重視する戦略
私の場合は、株式投資の目的の1つが「配当金」にあります。
配当金を得るということはこまめに利益確定をしていることと同義です。
純粋に税金面を考えれば、インデックスファンドのように分配金を自動再投資して、分配金にかかる税金(約20%)はできるだけ繰り延べした方がよいでしょう。
こまめに配当金をいただくことが、数十年後に資産を最大化することに直結するかは不明ですが、私自身はキャッシュフローを増やすことに重点を置いています。
個人的な経験からは、
・給与所得
・ブログ収入
・株式からの配当収入
・不動産収入
といった収入の流れ道を数多く持つことで、より柔軟な投資戦略をとることが可能になります。
配当金を重視している以上、分配金が自動再投資されるインデックスファンドは私の目的には合致しないということです。
ただし、iDeCoとつみたてNISAといった非課税口座は税制面でのメリットが絶大ですので、積極的に活用することにしています。
ETFは株数を積み上げることで配当金が積み上がっていくのが面白い
ETFの場合は、個別株と同様に1株単位で購入することになります。
VOOの場合、1株で約300ドルしますので、少額で購入したい人には向きません。
これは、インデックスファンドが100円単位で購入できることを考えますと、ETFの大きなデメリットと言えるでしょう。
ただ、私の場合はインデックスファンドの「基準価格」というのがあまり好きではありませんでした。
これはあくまでフィーリング的なものですので、分かっていただけない方もいるでしょう。
個別株における「株価」のように、「取引値」という分かりやすい数字で値動きが見えやすいETFにより魅力を感じたということです。
今は積立メインで参入していますが、「株数」が積み上がっていくのを見ること自体が大きなモチベーションになります。
また、株数が積み上がっていくことで、分配金という不労所得がどんどん積み上がっていくのが大変面白く感じています。
自分のフィーリングは大事にしたい
このように、理論上のメリット・デメリットをよく理解したうえで、最終的には自分のフィーリングを大事にすることをおすすめします。
自分の感覚にしっくり来ていない投資法が長続きすることはないからです。
「隣の芝は青く見える」
という言葉の通り、自分のフィーリングに合わない投資法をしていると、他人が実践している投資法が途中でより魅力的に感じてしまい、結局はぶれぶれの投資になっていまうことが多いです。
私も100%実践できているわけではないが、気をつけたいと思います。
まとめ
理論も重要ですが、最終的には自分のフィーリングも重視しましょう。
こんな記事も書いています。
投資を始めたばかりの早い段階で、様々な投資手法を少しずつ実体験してみて自分の適正を探るのもおすすめです。
海外ETFの分配利回りはせいぜい2〜3%程度ですので、大きなスケールで実践しないと旨味がありません。
若いうちならば、仮にミスがあったとしても、時間的にも金銭的にも十分に取り戻せます。若いうちにいろいろチャレンジしてみるのも手でしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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