おはようございます。
私が、投資をするうえで重要だと考えているのは、
1) 余計な投資行動は何もしないのに劣る
2) 何が合っても自分の頭で考え続けることをやめない
この2点です。
余計なことは極力行わず、最終的な投資判断は100%自分で責任を持ち、結果が芳しくなかった時はフィードバックをする習慣をつける必要があるでしょう。
余計な投資行動は何もしないのに劣る
巷の株本や雑誌に書いてある株をそのまま購入する行為は危険
巷の株本や雑誌に書いてある株を何も考えずにそのまま購入してしまう人は、要注意です。
典型的な謳い文句は「テンバガー」「10倍株」などですね。
投資初心者の方がこのような本を手に取ると、「10倍になる株があるならばやってみるか」という気持ちになってもおかしくないでしょう。
ところが、過去のパフォーマンスが優れたものが、今後もそのまま優れたパフォーマンスを示し続けるとは限りません。
むしろ、過去の経験から言えば、急激に上昇しすぎた株価は急に下がる可能性が高いです。
株本・雑誌の内容を実行して億万長者ならば、その雑誌は今頃「聖書」扱いされている
そもそも、株本や雑誌に書いてある株をそのまま購入して億万長者になれるのならば、日本中億万長者だらけになっています。
今頃は、どんな教科書よりもありがたい「聖書」として扱われていることでしょう。
ところが、実際にはそうなっていません。
その事実こそ、雑誌に書いてある株をそのまま購入するだけで大成功できるほど株の世界は甘くないことを物語っていますね。
このような株本や雑誌は娯楽代わりに読む程度にとどめておき、間違っても本気で実践しようとしないほうがよいです。
投資で上達するには少額でコツコツ経験を積むことが重要
何も投資に限った話ではありませんが、何事も初めから上手にこなせる人というのはごく一部です。
ほとんどの方は、実際の取引を積み重ねることで、過去の経験から学んで上達するのが手っ取り早いでしょう。
そのためには、
1) 少額でもよいので株式投資の世界に飛び込んでみる
2) 取り返しが「つく」範囲内の小さな失敗を繰り返して学習する
3) 自分の想定と逆方向に動いた場合は、自分なりの理由付けをする
ことが重要です。
投資のことまで考えている暇がない方は何も考えずにETF投資
投資なんて人生を資産形成の一つの手段にすぎない、投資の世界にどっぷりと浸かるつもりはないという方もいるでしょう。
上の1)〜3)ができない、もしくは初めからやる気がないという方は、
・バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
だけを何も考えずに積み立てることにしましょう。
給与所得者であれば、毎月の給与所得からの「入金投資法」が最適だと思います。
長期保有を前提とするならば、VTとVTIはどちらを購入しても大外れはないと思いますが、米国一国に集中投資するリスクすら考えたくない、真に放ったらかしにしたいという方は、VT一択でしょう。
医師の方ならば、投資についてあれこれ考えるよりも、時給単価の高いバイトを月に一回でも多くこなして、それをせっせと証券会社に入金した方がよほど時間対効果が高いです。
余計な投資判断は何もしないのに劣る
投資において一番ダメなのは、中途半端に勉強して、明確な根拠なくあれこれ手を下すことです。
それならば、いっそのこと初めから諦めて「何も余計なことをしない」方が正解です。
投資のすごい所は、ろくに投資の勉強をせず、個別株については門外漢で、VTをひたすら積み上げるだけしか能がない人でも中途半端に勉強した人には十分に勝てる可能性がある点です。
「余計な投資判断は何もしないのに劣る」
ということですね。
10年以上も投資の世界に身をおいていますと、VTやVTIにコンスタントに勝ち続けることがいかに難しいか嫌でも実感します。
短期的に勝つことができたとしても、その手法には再現性が乏しかったりするんですよね。
まぐれはそう何度も続きませんから、やはりETFは強いと言えそうです。
まとめ
投資の世界では、中途半端に勉強してあれこれいじくるのが最も悪手と言えます。
徹底的に時間をかけて勉強をして経験を積むか、もしくは初めから諦めてVTやVTIなどのインデックスに賭ける方が効率がよいでしょう。
こんな記事も書いています。
軸のぶれない投資をするためには、自分のポートフォリオの「コア資産」を決めておくとよいです。
www.churio807.com
私は今後もVT、VTI、VYM、VWOを中心にコツコツ投資を継続していきます。
余計な投資行動をするくらいならば、iDeCoやつみたてNISAなどの非課税口座を活用して積立投資をした方がよほど効率がよいです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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