おはようございます。
新NISAに向け注目を集めているのが、10月27日に新規設定された「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」と「楽天・S&P500インデックス・ファンド」です。
「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」が発売1ヶ月を迎えました。
純資産総額はオールカントリーが約30億円、S&P500が約50億円となっており、順調なスタートを切りましたね。
12/1から信託報酬引き下げが追い風になるはずです。
新NISA開始に向け応援したいですね!— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) November 28, 2023
12月1日から信託報酬引き下げが決定しており、これがさらに追い風になるはずですね。
「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」の商品コンセプトが素晴らしいのは間違いないので、発売1ヶ月での売れ行きなどをチェックしていきます。
【発売1ヶ月】「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は新NISAに向け売れ行き良好!
「楽天・オールカントリー」は純資産総額30億円を突破
はじめに「楽天・オールカントリー」の状況を見ていきましょう。
信託報酬は0.05775%とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と同じですが、12月1日から0.0561%への引き下げが決定しています。
ファンドが設定されたのが10月27日で、発売1ヶ月の11月27日時点でファンド純資産総額は30億円を突破しました。
単純に12倍しても年間で360億円売れる計算ですから、「スタートダッシュは成功!」と言えますね。
新NISA開始に向けて投資余力を残している方もいるでしょうから、それを考慮すれば十分な数字だと思います。
「楽天・S&P500」は純資産総額50億円近くに到達
次に「楽天S&P500」の状況を見ていきます。
信託報酬は0.09372%で、こちらもeMAXIS Slim米国株式(S&P500)と同じですが、12月1日からは0.077%への引き下げが決定しています。
発売1ヶ月での純資産総額は約50億円となっており、「楽天・オールカントリー」以上のスタートダッシュを切っています。
eMAXIS SlimシリーズもS&P500が約2.9兆円、オール・カントリーが約1.7兆円ですので、世間一般的には「米国株人気が高い」と言えそうですね。
12月1日の信託報酬引き下げで新NISAに向けさらに勢いがつくか?
「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」にとってさらに追い風になりそうな点は2点あります。
1つ目は、先ほどもご紹介したように12月1日から信託報酬が単独で最安になる可能性が高いことです。
インデックス投資では、同じ指数に連動する商品の場合、よほど下手な運用をしなければリターンに大差は生じず、コスト差がものを言います。
2つ目は、来年から新NISAが開始され投信積立の利用者や積立金額が増えることです。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」がありますが、「つみたて投資枠」では実質的に低コストインデックスファンドの積立を行うしかありません。
楽天証券利用者にとっては、業界最低コスト、かつポイント還元も優れている「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は魅力的でしょう。
よって、2024年からはこれまで投資信託を購入した経験がない人も新規参入してくる可能性があり、楽天シリーズにとっては追い風になるでしょう。
おまけ:楽天株の悲哀、、
最後に、おまけのネタとして楽天グループの株価を載せておきます。
過去10年のチャートですが、見事なほどの右肩下がりですね。
楽天に関しては、楽天グループという企業そのものに投資するのではなく、楽天が生み出した優良投資信託に投資した方が賢明と言えそうです。
楽天証券さんは頑張っている印象なのですが、とにかく楽天モバイルが厳しい、、
まとめ
「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」の発売1ヶ月時点の資産状況をチェックしました。
どちらも順調なスタートを切ったと思います。
12月1日の信託報酬引き下げや新NISA開始がさらなる追い風になるとよいですね。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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