子育てをしている共働き夫婦にとっては、育児や家事をどのように分担していくかは非常に切実な問題です。
お互い仕事に忙しく家事があまりできない状況であるからこそ、効率よく業務を分担していく必要があるといえます。
ここでは共働き医師夫婦の家事・育児分担について述べてみたいと思います
子供ができて業務は急増!
子供ができるというのは、大変喜ばしいことであると同時に、家庭内の業務が激増します。私たち夫婦にも昨年第一子が誕生し、それをまさに痛感しています。
特に共働きでありながら、家事も育児もどちらもそれなりにこなしていくのはすごく難しいものです。
保育園にお迎えに行って帰ってきてからご飯を作りつつ子供をお風呂に入れて、そして寝かしつけるという一連の淀みない作業が求められます。
子供がいない共働きの時代よりも、負担は2倍以上になったような気がします。
家に帰ってからのフローチャート
というわけで我が家庭では、帰宅してからの流れは下記のようになります
・帰宅
↓
・夕食準備開始
↓
・お風呂の準備
↓
・子供の風呂+大人の風呂
↓
・夕食
↓
・寝かしつけ
↓
・食器洗い
↓
・自由時間(起きてくることが可能であれば)
この間おおよそ1.5-2時間くらいでしょうか。一息つく時間もありません。幼児がいる日本中のほとんどの家庭では同様の流れになるかと思います。
二人でこの作業工程を並行して行うことができれば良いのですが、たいていは夫婦のどちらかの帰宅が遅くなってしまうので、どうしても寝かしつけまでの時間が長くなってしまいます。
このフローチャートの流れに沿って、私たち夫婦が家事・育児時間短縮のために行っていることについて蒸しあげたいと思います。
帰宅
共働き夫婦でかつ医師夫婦の場合には、まず業務終了のポイントがすごく難しくなります。いくら子供のお迎えがあるからといっても、病院でのトラブルがあればどうしても病院を出るのが遅くなっていしまいます。
帰宅時間ばかりは自分でコントロールできないのでどうしようもないところですが、そこは割り切って職場で
「保育園のお迎えがあるので早く帰ります!」
と積極的に発信しています。いまどき仕事さえきちんとしていれば、早く帰ろうが後ろ指をさされるいわれはないですし、これくらい許してくれない職場はこちらからお断りです。
家事・育児を円滑にすすめるためにはまず職場を早く帰る勇気が必要です。
お風呂関係
風呂に入るのは人間が主体になりますから、ここを削減するのは限界があります。自動化もできません。ううっ…
夕食準備
最もタフなのは夕食の準備でしょうか。
限られた時間のなかで、それなりのクオリティの夕食をせっせとお準備しなければなりません。しかも外食しなければ毎日献立を考えなければならないので、メニューを考えるところから夕食の準備です。
一方で、最も工程を自動化できる部分でもあります。まず夕食の準備に関しては圧倒的にホットクックを利用すべきです。
下記の記事でも述べていますが、料理についてはほとんど自動化するようにしました。
その主力がホットクックです。
ホットクックの基本コンセプトは、材料を入れるだけで料理ができる、というものです。この特性を最大限に利用しています。
具体的には私たち夫婦は、週末のあいだにホットクックで調理する1週間の献立をおおよそ計画し、その献立に合わせて食材をまとめ買いしています。
冷凍できる野菜などは、あらかじめカットして冷凍保存しています。こうすることにより、メインのおかずの一品は、家に帰ってきてからホットクック に放りこむだけという流れを作ることが可能になりました。
ホットクックのメリットは、調理を自動化してくれるというだけではありません。調理の工程をすべて機械に任せることができるというのも大きなメリットでしょう。
つまり料理をしている間、つねに見張っている必要もないのです。食材をいれてスタートボタンを押しさえすれば、あとは子供の世話をしていれば良いのです。
寝かしつけ
寝かしつけに関しても、まだまだ工夫できるところはあります。
我が家では坊が眠りに着く前に絵本を読むことにしているのですが、毎晩疲れた体に鞭打って絵本を読むのも疲れるものです(こういっては怒られますが)
絵本を読むのも自動化しようとする目的で、poppin aladdinを寝室に取り付けています。
これは簡単にいうと部屋のシーリングに取り付けるプロジェクタなのですが(当然照明にもなる)、このプロジェクタを投影することでyoutubeや自分がアップロードした動画などを再生することが可能です。
このプロジェクタで絵本の読み聞かせ動画を再生することで、ちょっとずつ合いの手を入れながら一緒に絵本を読みすすめることができます。
食器洗い
食器洗いも自動化できる際たる家事ではないでしょうか。いまや食器洗い乾燥機はビルトインタイプのものから外付けのものまで、いろいろと販売されています。
私自身も食器洗いはすごく大きな鍋以外はすべて機械にお任せしていますし、コップやお皿を最後に洗ったのはもう数ヶ月前くらいのことかもしれません。
それくらい食器洗いは一旦自動化してしまうと、元には戻れない素晴らしい機能であると言えるでしょう。
とにかく家事・育児はできる人がやる
ここまで様々書いてきましたが、いつだってどちらかの人間が確実に時間をとれるわけではありません。
掃除は夫、料理は妻と決めていたとしても、必ず夫が料理をしなければならない事態に直面します。そんなときには、妻の帰りを待つよりは、自らすすんでどんどんやってしまったほうがトータルの終了時間は早くなります。
したがって子供がいない共働きの時代からそうだったのですが、家事も育児もできる人がやる!、というスタイルを貫いています。
共働き夫婦の場合、ある日は帰りが早くある日は帰りが遅くなってしまいますから、そのような時間的な余裕に基づいて、フレキシブルに分担していく方が効率的であると言えるでしょう。
Source: 医者夫婦が語る日々のこと、医療のこと
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