おはようございます。
新NISAで何を買うべきかについては各個人の投資方針によって様々な意見があるかと思います。
私のように「つみたて投資枠」も「成長投資枠」も関係なくインデックス投資一本で行く予定の人は、以下の3シリーズから購入すれば間違いありません。
投資信託は無数にありますが、
1. eMAXIS Slimシリーズ
2. 楽天・オールカントリー、楽天・S&P500
3. SBI・Vシリーズ
の中から選べば間違いありません。
他はノイズだと考えましょう。— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) December 4, 2023
何のために存在しているのか分からない商品まで含めると、世の中には投資信託の数が多すぎます。
はじめから選ぶ候補を絞り込むことで、スムーズに新NISAを始められると思います。
【新NISAおすすめ投資信託3選】eMAXIS Slim、楽天シリーズ、SBI・Vシリーズから選べば間違いなし!
おすすめ投資信託1:eMAXIS Slimシリーズ
1つ目のおすすめは「eMAXIS Slim」シリーズです。
eMAXIS Slimシリーズの魅力はなんといっても、
・「業界最安水準のコストを目指し続ける」とはっきり謳っていること
・S&P500やオール・カントリーの圧倒的な売上と運用実績
でしょう。
正直に言うと、eMAXIS Slimシリーズにまともに対抗できる投資信託はほとんどありません。
今後もそのような商品が出現する可能性は低いでしょう。
eMAXIS Slimシリーズの中でも圧倒的な人気を誇るのが以下の2つです。
1) eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 信託報酬 0.09372%、純資産 2.8兆円
2) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 信託報酬 0.05775%、純資産 1.7兆円
両方とも発売から5年以上が経過しており、その間の運用実績が安定していること、純資産が国内の投資信託では異例の1兆円超えを達成しているのが素晴らしいです。
「迷ったらこれを選んでおけば間違いなし」「インデックス投資の最終兵器」と言えるのがeMAXIS Slimシリーズでしょう。
おすすめ投資信託2:楽天・オールカントリー、楽天・S&P500
上記のとおり「eMAXIS Slim」シリーズが圧倒的すぎるので、それを買っておけばOKなのですが、それでは味気ないので他のオススメもご紹介します。
eMAXIS Slimに続く2番手は、今年10月末に新発売となった「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」です。
この2商品の魅力はなんといっても、
1) 業界最安の信託報酬(オールカントリーが0.0561%、S&P500が0.077%)
2) 優秀なポイント還元
ですね。
「インデックスファンドの中でコストが最安!」というメッセージは大変分かりやすいので、新NISAでも人気を集める可能性が高いです。
新NISAに向けて楽天投信投資顧問も本気で売りにくるでしょうから期待が持てます。
心配なのは「実際の運用成績」と「実際どれくらい売れるのか」ですが、発売1ヶ月時点では順調な滑り出しを見せています。
eMAXIS Slimシリーズに対抗できる可能性がある、数少ない投資信託と言えるでしょう。
おすすめ投資信託3:SBI・Vシリーズ
上でご紹介した2つがあまりに強すぎるので、この時点で世の中の投資信託の99%が投資候補から外れてしまいました。
その中で、商品に独自性があり、コスト面でも対抗できるのが「SBI・Vシリーズ」です。
SBI・Vシリーズの面白い点は、
・王道の全世界株やS&P500以外に、米国高配当株や米国増配株式なども用意している
・実績抜群のバンガードETFに間接的に投資できる
ということです。
いくつか面白い商品をご紹介しておくと、
1) SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
・S&P500ではなく、VTI(全米株式)に投資できる商品
・米国株派だが、S&P500より広く分散投資したい方におすすめ
・信託報酬 0.0938%も優秀
2) SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
・VT(全世界株式)に投資できる商品
・オルカンと投資対象指数が異なり、小型株を含めより広範囲をカバー
・信託報酬 0.1338%も優秀
3) SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
・VYM(米国高配当株ETF)に投資できる商品
・信託報酬 0.1238%も優秀
4) SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド
・VIG(米国増配株式ETF)に投資できる商品
・信託報酬 0.1238%も優秀
特に、3, 4の「米国高配当株」「米国連続増配株」に超低コストで投資できるファンドは他に存在せず、SBI・Vシリーズの強みと言えます。
長期でS&P500に勝てるかは分かりませんが、シンプルすぎると途中で飽きてしまうという方にはちょっとしたスパイスとして面白いでしょう。
まとめ
【新NISA開始までに読んでおきたいインデックス投資本2選】
1. インデックス投資は勝者のゲーム(ジョン・C・ボーグル)
この本は数あるインデックス投資本の中でも頂点に位置する名著だと思っています。
「インデックス投資万歳!インデックス投資最高!」といった内容が一冊を通じて語り尽くされています。
もちろん、ただの感情論ではなく、きちんとした投資理論に基づいてなぜインデックス投資が他の投資法と比較して優れているのかが解説されています。
インデックス投資から他の投資法に浮気したくなった時、本書を読み返すと投資方針がぶれることが無くなります。
2. 敗者のゲーム(チャールズ・エリス)
こちらも内容としてはインデックス投資の優位性をひたすら説いただけなのですが、
「初心者は下手なことをせず黙って市場に居続けろ」
「稀に訪れる稲妻が落ちる瞬間を逃したら市場リターンの大半を取り逃がす」
など、初心者が打つ手はことごとく裏目に出るから何もするなというメッセージが印象深いです。
投資を始めたばかりのころは、少し試してうまくいかないとあれこれ手を出したくなりますが、それがかえって傷口を広げる結果になります。
自分には忍耐力が足りないなという方にぜひ読んでほしい本です。
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新NISAは「つみたて投資枠」「成長投資枠」関係なくやるべきことはシンプルという話です。
インデックス投資はやることはシンプルとは言え、きちんと本を読んで納得してから始めることが重要です。
新NISAに向けて投資環境は劇的に改善しているので、あとは投資の種銭を貯めるだけとなりました。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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