丸16年が経った――。

乳がんの手術から丸16年

今日は翌日の手術のため、
入院をした日だ

まさに、“俎板の上の鯉”

「ここまで来たら逃げられない」

そう覚悟をした日

そのときのことが
当時の日記に、こう綴られている

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

  2007年1月10日(水)

ここまで来たら、もう逃げられない
意外と気持ちが座っている

『あとは回復することだけを考えよう...』

手術後、おそらく抗がん剤治療になる

そうなると、入院は延びる

いつまで入院になるか、わからないらしい

鞄にタオル数枚と、
ティッシュ、ボディソープ、シャンプー類

生理もはじまりそうなので、生理用品と、
脱毛後に被る帽子とバンダナ、
そして、とりあえず2週間分の下着を詰める

洗濯も頻繁にはできないだろうから、
捨ててもいいような下着も入れた

そして入院が長引いた時のために、
ベッドの上には
さらに替えの下着を10枚ほど...

親に持ってきてもらうのは嫌なので、
あとで彼に頼んでおこう

アルバムには、
もしも私に何かあった時のために、
遺影に使えそうな写真も挟んでおいた

朝、8時20分

近所の人たちの目を気にしながら、
車に荷物を積み込み、
両親とともに病院へ――

父は運転席
母は助手席

私は荷物と一緒に、
後部座席へ陣取る

車内は水を打ったよう
走行音だけが、けたたましく響いている

『父も母も、何を思っているのか...』

窓の外を流れる見慣れた景色も、
今日は違って映る

もう数えきれないほど通ったこの道...

私はこれからも、
この景色を観続けることができるのだろうか...

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

この日記を読んでいると
もう16年も前のことなのに、
はっきりと
あのときの気持ちと情景が蘇ってくる

外は雪景色

寒い日だった

いつもの景色が無機質に見えた

父と母の、
なんとなくよそよそしい態度

会話のない車内――

思い出したくない過去

それは、あまりにも哀しく、
切なすぎるから

でも、
忘れてはいけないような気もする

きっと私の人生の中で、
大切なひとこまなのだ

改めてこれを読み返して思った

「日記をつけていてよかった...」

と...

ここから私の第2の人生がはじまったから――

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Source: りかこの乳がん体験記

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