“10年生存率”は、きっと下がっていく。

その他

きのう、2024年1月25日、
今年も『がん10年生存率』が発表された
(国立がん研究センターより)

今回のデータは、
2011年にがんと診断・
治療を受けた患者のもので、
341施設、36万4千人の
院内がん登録のデータをもとに集計
(0~99歳のがん全部位と、23種の部位別)

発表は5回目となる

2024/01/26 『10年生存率』

今回の発表では、
がん全体の『10年生存率』は53.5%

前回(2023年)の集計では53.3%

ほぼ横ばい

そしてコロナで
検診離れが囁かれていた3年間

「がんが進行してみつかる人が増える」

と、危惧されている

これからは
『10年生存率』が伸びるどころか
下がっていくかもしれない

“がん治療は進歩している”と言われているが、
命を守るのは、やはり“早期発見”だ

もちろん、
すべてのがんが治ることを期待しつつ――

そして今回、
ようやく『小児』と『AYA世代』の、
『10年生存率』のデータが収集できた

2024/01/26 『10年生存率 ~小児~』

2024/01/26 『10年生存率 ~AYA~』

前々回(2021年公表)、
初めて『5年生存率』を算出

そもそも患者数が少ないために
長期のデータが乏しく、
『10年生存率』が求められていた

国立がん研究センターの分析では、

「小児がんの多くのがん種は、
 5年と10年の生存率に
 大きな差はなかった」

ということらしい

  ※がん種は登録者数が多い順
  ※データは、“純生存率”

  『純生存率』とは――

   ある“がん”と診断された場合に、
   治療でどれくらい生命を救えるかを
   示す指標のひとつで、
   異なる集団や時点などを比較するために
   用いられる。

   対象疾患以外の
   死亡がなかったと仮定したとき
   実現したであろう生存率のこと。

   がんの“相対生存率”の算出における、
   がん死亡リスクと非がん死亡リスクの独立性の
   仮定の問題を解決する方法として考案され、
   他死因死亡の、より適切な補正方法として
   用いられるようになっている

     ※国立がん研究センターより

   なんだか
   ちょっとまどろっこしい説明だが...

それにしても、
「こんなにもがんの種類があるのか...」
と、改めて驚いた

もっと驚いたのは、
がんの種類は、なんと、
実に1000を超えるらしい

それらすべてを完治に導くのは、
やはり難しいことなのかもしれない

  ちなみに...

  がんは、診断から5年後の
  『5年生存率』が治癒の目安と
  されていることが多い

  が、乳がんや子宮頸がんは
  がんの進行度によっては
  5年から10年後、
  生存率が徐々に低下していく

  そのため、ほかの部位よりも
  長期の経過観察が必要であることも
  わかった

  実際に乳がんは、
  “20年が完治の目安”

  そこにはしっかりとした、
  “データ”に基づいた根拠があったのだ

  長いよね、20年

  でも、20年後、
  「やったー! 治ったー!」と、
  手放しで喜べるのだろうか...

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Source: りかこの乳がん体験記

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