おはようございます。
以前に、年4回分配金が支払われるタイプの「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(SBI・VYM)」と「SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(SBI・SPYD)」をご紹介しました。
今回、同様の「年4回決算型」ファンドが新たに5本発売されることになりました。
特に注目したいのが、「SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(SBI・VIG)」や「SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(SBI・AGG)」です。
本日は、SBI証券の分配金支払いがある「年4回決算型」ファンドの概要と使い方についてご紹介します。
SBI証券の年4回分配ファンドに「VIG(米国増配株式)」「AGG(米国総合債券)」「欧州高配当株」が追加
注目は「SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(SBI・VIG)」
今回追加された「年4回決算型」ファンドの中で、注目なのは「SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(SBI・VIG)」でしょう。
VIGは10年以上連続で増配した実績のある企業を集めたETFで、毎年増配し続ける体力のある好業績企業に投資できるのが魅力です。
一方、配当利回り上位25%の銘柄は除外されているため、分配金利回りは2%弱と高くありません。
「毎年増配する企業方針が将来の株価成長にもつながる」ことを期待して投資する商品と言えるでしょう。
SBIアセットマネジメントの年4回決算型ファンドを新たに5本追加設定するお知らせ(SBIグローバルアセットマネジメント)- PR情報|SBIホールディングス
信託報酬は0.1238%と十分に低い水準です。
2月、5月、8月、11月の年4回の決算に合わせて分配金が支払われる方針になっています。
「年4回決算型」ファンドだけでVYM、SPYD、VIGの3商品が選べるというのはすごい時代になったものです。
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(SBI・AGG)も良い商品
今回、「年4回決算型」のファンドに、新たに債券に投資する商品が3つ追加されました。
その中で最も使いやすいのは、米国の投資適格債券市場のほぼ全てをカバーできる「SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(SBI・AGG)」でしょう。
SBIアセットマネジメントの年4回決算型ファンドを新たに5本追加設定するお知らせ(SBIグローバルアセットマネジメント)- PR情報|SBIホールディングス
債券価格は株式と逆相関を示すことが多く、株式と債券を両方保有することでポートフォリオ全体のリスクを抑えながら投資することができます。
また、今後の金利動向にもよりますが、現時点では「SBI・AGG」は分配金利回りも年率3.16%と良く、3月、6月、9月、12月の分配金を手厚くすることができます。
「日本高配当株式」「欧州高配当株式」「米国高配当株式」の3つを組みわせると毎月分配を実現可能!
SBI証券の「年4回決算型」株式ファンドの特徴は、年4回(3ヶ月に1回)分配金が支払われることです。
分配金支払月は、
1) SBI・日本高配当株 → 1月、4月、7月、10月
2) SBI・欧州高配当株 → 2月、5月、8月、11月
3) SBI・VYM、SBI・SPYD、SBI・VIG(米国系) → 3月、6月、9月、12月
となっています。
つまり、日本、欧州、米国の商品を1つずつ組み合わせると、毎月分配金をもらえるようになるのです。
さらに、株式だけでは値動きの大きさが心配という方は、米国総合債券の「SBI・AGG」を組み合わせることにより、ポートフォリオ全体の値動きをマイルドにしつつ、3月、6月、9月、12月の分配金を手厚くすることができます。
タコ足分配を出す下手な毎月分配型ファンドを購入するより、はるかに便利で有益だと思います。
まとめ
SBI証券の年4回分配ファンドに、「VIG(米国増配株式)」「AGG(米国総合債券)」「欧州高配当株」などが追加されます。
日本・欧州・米国のファンドを組み合わせるだけで毎月分配金がもらえるようになるのは凄いですね。
【新NISAをやる前に読んでおきたいインデックス投資本2選】
1. インデックス投資は勝者のゲーム(ジョン・C・ボーグル)
この本は数あるインデックス投資本の中でも頂点に位置する名著だと思っています。
「インデックス投資万歳!インデックス投資最高!」といった内容が一冊を通じて語り尽くされています。
もちろん、ただの感情論ではなく、きちんとした投資理論に基づいてなぜインデックス投資が他の投資法と比較して優れているのかが解説されています。
インデックス投資から他の投資法に浮気したくなった時、本書を読み返すと投資方針がぶれることが無くなります。
2. 敗者のゲーム(チャールズ・エリス)
こちらも内容としてはインデックス投資の優位性をひたすら説いただけなのですが、
「初心者は下手なことをせず黙って市場に居続けろ」
「稀に訪れる稲妻が落ちる瞬間を逃したら市場リターンの大半を取り逃がす」
など、初心者が打つ手はことごとく裏目に出るから何もするなというメッセージが印象深いです。
投資を始めたばかりのころは、少し試してうまくいかないとあれこれ手を出したくなりますが、それがかえって傷口を広げる結果になります。
自分には忍耐力が足りないなという方にぜひ読んでほしい本です。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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