個別株でS&P500やオルカンに20年勝つのはほぼ不可能なので、新NISAはインデックス投資100%でほったらかしがおすすめ。

内科医

 

おはようございます。

私も個別株を少額保有していますが、ポートフォリオの大半はインデックス型の投資信託やETFで固めています。

個別株は「勝つ目的」ではなく、自分のお気に入りの銘柄を応援する「楽しみ」として実践しています。

 

 

個別株は探し始めるとどんどん魅力的な銘柄が増えてきて、「次はどの銘柄を買おうかな」とワクワクするのが最高ですよね。

一方で、S&P500やMSCI ACWIといった指数に10年〜20年勝ち続けることが難しいことも理解しているので、ポートフォリオの一部にとどめるようにしています。

 

個別株でS&P500やオルカンに20年勝つのはほぼ不可能なので、新NISAはインデックス投資100%でほったらかしがおすすめ。

 

アクティブファンドの多くはインデックスファンドに勝てないという事実

投資のプロであるファンドマネージャーたちが運用するアクティブファンドの大半が、インデックスファンドに勝てていないという事実は有名ですね。

アクティブファンドはインデックスファンドと比べてコストが割高という点が長期で勝てない要因の1つだと思いますが、コスト差を除いても指数(インデックス)に勝ち続けるのは難しいのです。

 

最新のSPIVAスコアカードのデータによれば、米国の大型株から構成されるアクティブファンドのうち、15年間で87.98%がS&P500指数に負けています。

 

SPIVA | S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス

 

日本の場合、日本の大型株から構成されるファンドの85.34%が、10年でS&P/TOPIX 150指数に負けています。

 

SPIVA | S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス

 

同様に、ヨーロッパの場合、10年間で92.31%のファンドがS&P Europe 350指数に負けています。

 

SPIVA | S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス

 

SPIVAスコアカードのデータでは、国や地域を問わず、また10年〜15年という長期でなく短期〜中期でも同様の傾向が見られることが分かっています。

これらのデータから、市場平均インデックスに勝つのは「不可能」ではありませんが、勝てる確率は非常に低いという事実が見えてきます。

少なくとも私は「自分ごときがインデックスに勝つのは難しいかな」と思うようになりました。

 

新NISAはオルカンやS&P500などインデックス投信100%で固めるのがおすすめ

資産形成は自分が稼いだお金をリスク資産に投じて、お金に働いてもらう行為です。

ところが、投資先を間違えてしまうと、投資に回したお金は全然働いてくれず、貴重なお金を失う結果になる点に注意が必要です。

 

お金にものすごく余裕がある人は別として、世の中の大半の方は、毎月の給料の中から頑張って節約をして、投資に回すお金を用意しているはずです。

よって、長期的に報われる可能性が高い投資先を選ぶというのが何より重要で、その点では世界経済、もしくは米国経済の長期的な成長に賭けるオルカンやS&P500は最も再現性の高い投資だと思います。

 

特に、非課税期間が「恒久化」された新NISAは、オルカンやS&P500などのインデックスファンドと相性抜群です。

頻繁に売買を繰り返すのではなく、一度買った商品は半永久的に保有し続け、複利効果を最大化して資産を増やすのが新NISAの王道だからです。

 

複利効果は1年〜2年の短期では実感できませんが、10年〜20年と長く投資を続けていくといつか必ず実感できるようになりますので、根気良く続けることが重要です(下図参照)。

 

複利とは?複利の効果や計算式、有効な活用法をわかりやすく解説 | 三菱UFJ銀行

 

株式市況の変化によって頻繁に売買したくなる商品ではなく、オルカンやS&P500のように株式市況に変化があっても、自信を持ってホールドし続けられる商品を選びましょう。

 

個別株は特定口座でサテライトで楽しもう!

私も昔は個別株中心に運用していましたが、個人的な経験から、長期にわたってインデックスに勝ち続けるのがいかに難しいか強く実感しています。

もちろん、私に投資の才能がないと言ってしまえばそれまでですが、個別株で「インデックスに勝ちたい」と考えてしまうと、せっかくの個別株が楽しく無くなってしまうんですよね。

インデックスに勝つことを目指し続ける必要も本来はないのですが、投資ブロガーをしていると日経平均やS&P500のパフォーマンスは嫌でも目に入ってくるので、気にしないわけにもいきません。

 

個別株は勝敗は度外視して、純粋に自分の応援したい企業の株を選び抜き、それを長い目で応援するという気持ちでやった方が楽しめます。

私は個別株も大好きですが、個別株を楽しむためにも新NISAを含めたコア資産はインデックスファンドでガッチリ固め、余剰資金で個別株を楽しむようにしています。

 

おすすめのコア・サテライト戦略については以下の記事を参考にしてくださいね。

www.churio807.com

 

まとめ

個別株でオルカンやS&P500などのインデックスファンドに勝つのは「不可能」ではありませんが、「非常に難しい」のは間違いありません。

ポートフォリオのコア資産はインデックス投信で固め、個別株はお楽しみ程度にとどめるのが正解です。

 

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本とブログ、セットでぜひ勉強してみてください!

 

【関連記事のご紹介】

よほどの資金力がないと、オルカンやS&P500単独ではFIREは難しいです。

タレブ氏のバーベル戦略を参考に、ポートフォリオの一部で超ハイリスク銘柄を保有するのも面白いでしょう。

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不必要にポートフォリオを複雑にしても、手間のわりに得られるものは少ないです。

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オルカンやS&P500などの無分配型投信は配当再投資効率がよく、新NISAとの相性も抜群ですね。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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