おはようございます。
当ブログの読者から、個別株からインデックス投資への切り替え方法について以下のご質問をいただきました。
ちゅり男さん、いつもブログ大変お世話になっております。
本年も宜しくお願い申し上げます。
今まで個別株を中心にやっていたのですが、ちゅり男さんの影響を受け、今後インデックス投資へシフトしていきたいと考えています。
資産の内、半分を以下へ
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)・・・資産の1/4
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)・・・資産の1/4
もう半分を個別株(日本・米国)へ投資したいと考えております。・・・資産の1/2
インデックス投資の経験がほとんどないのですが、この場合、一気にスポット買いしてしまっても問題ないものでしょうか。
大変お手数お掛け致しますが、ご相談に乗っていただきたくお願い申し上げます。
また、上記のようなポートフォリオを組むにあたり、何かアドバイスがあればお願い申し上げます。
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げます。
1) 今現在保有している個別株をインデックスファンドへ移し替えましょう
2) 個別株→インデックスファンドへの切り替えは、私ならば一括で実施しますが、心配ならば何度かに分散してもよいでしょう
3) ご質問者様の資産規模が分かりませんが、長期保有が前提で、資産規模が大きければインデックス一本でも十分だと思います
→逆に、数年以内に急速に資産を増やしたいという場合には個別株もしくは他の戦略がよいでしょう
以下、1つ1つ掘り下げて見ていきます。
個別株からインデックス投資の切り替え方法
今現在保有している個別株をインデックスファンドへ移し替えるのがよい
個別株からインデックス投資へ切り替える場合、最も簡単なのは今現在保有している個別株の一部をインデックスファンドへ移し替えることでしょう。
この場合、アセットアロケーション全体に占める株式の割合を変えず、株式の中身が変えるだけで済みますから過剰なリスクを背負うことがなくなります。
個別株であろうと株式インデックスファンドであろうと、中身は同じ株式です。
もちろん、インデックスファンドの場合、数百〜数千銘柄への分散がされていますので、個別株特有のリスクは軽減されています。
とはいえ、インデックスファンドも株式の集合体であることには変わりありませんので、コロナショックのような大暴落時には-30-40%程度の下落は避けられません。
以上を踏まえますと、まずはポートフォリオ全体の無リスク資産(日本円)の割合をかえることなく、株式の中でスイッチングするのは理にかなっています。
個別株からインデックスファンドへの切り替えは一括でよい
次に、個別株からインデックスファンドへ切り替える方法についてです。
私ならば、個別株のうち50%を一括でインデックスファンドへ切り替えますが、一括では不安だという場合は、何度かに分散してもよいでしょう。
例えば、10%ずつ5回に分けてインデックスファンドへ移し替えるイメージでしょうか。
これは絶対的な正解がありませんので、最後は自分が納得いく方法を選ぶだけだと思います。
個人的には、あまりに長い期間をかけてゆっくり移し替えるのは、アセットアロケーションという長期投資の軸にぶれが出ますのでおすすめしません。
投資に関しては、自分の価値観に基づいた軸を定め、あとはその航路に従って長く継続することが重要だからです。
資産規模が大きければインデックス投資一本でもよい
株式投資の中で、インデックス投資が50%、個別株が50%というのが最適かどうかは、ご本人の生活状況や資産状況によって大きく変わるため、絶対的な正解はありません。
個人的には、資産規模が数千万円からそれ以上の場合、インデックス投資一本でも十分な成績があげられると思います。
つまり、資産規模が大きく、長期保有が前提であればあるほど、インデックス投資の割合を増やすのがよいでしょう。
一方、数年以内に大きなキャピタルゲインを狙うという場合には、インデックス投資自体が不適切であり、個別株もしくは他の投資戦略を選択したほうがよいです。
最後になりますが、個別株からインデックス投資へ切り替える際には、つみたてNISAなどの非課税口座を活用すると税効率がよくなります。
もしすでに一般NISAを活用されている場合は、両方のNISA口座を同時に保有することはできませんので、口座切替申請をする必要があります。
まとめ
個別株からインデックス投資への切替方法についてですが、同じ株式内でスイッチングをして無リスク資産の割合を変えない方法が最も無難でしょう。
【おすすめ本】
『眠れなくなるほど面白い自律神経の話』を読んで、健康的な生活習慣を身につけましょう。
分量も少ないので大変読みやすい一冊です。
『やり抜く人の9つの習慣』を読むと、行動しなければ結果は変わらないことを強く意識させられます。
考え込むばかりでなかなか行動に移せないという方には一読をおすすめします。
こんな記事も書いています。
インデックス投資と個別株投資はそれぞれメリット、デメリットがあります。
どちらか一方しかやってはならないというルールはありませんので、うまく使い分けて投資を楽しむのもおすすめです。
自分が理解できないものには絶対投資しないという大原則は死守しましょう。
長年投資を続けていると、疲れてくる時期もあると思います。
個人投資家の場合は、途中で休むのも全て個人の自由というのが大きな強みです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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