おはようございます。
日経平均が史上初めて4万円を超えるなど、2024年の株式市場は大変盛り上がっています。
日本株だけでなく米国株も絶好調で、S&P500は史上最高値の5100超えとなっています。
「現金を保有しているのが馬鹿らしくなるほどのお祭り相場」ですが、このような相場がずっと続くことはありません。
日本株も米国株も株高で盛り上がっているけれど、これがいつまで続くかは誰にも分かりません。
結局のところ、上がろうが下がろうが相場に居続けるのが最善だと思います。
「そろそろ天井」と思って手放した株がその後スルスル上がり続けた経験を何度もしてきました。— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) February 27, 2024
株式市場というのは短期的な上下動を繰り返しながら、長期的にゆっくりと成長し続けるものだからです。
「急激に上がったものは急激に下がる可能性がある」というのが投資の世界の常識です。
たとえ暴落しても自信を持って保有し続けられる銘柄にだけ投資するという原則を忘れないようにしましょう。
新NISAは「暴落時も安心して保有できる銘柄」だけに投資!eMAXIS Slimオルカン、楽天・オールカントリーなどのインデックス投信でコアを固めよう
暴落しても「安心して保有し続けられるか」が最も重要
新NISAの枠で投資をする時に、私が最も重要だと考えているのは、
「たとえ大暴落が来ても自信を持って保有し続けられるかどうか」
です。
新NISAでは売却した分の非課税枠が翌年に復活しますが、年間投資枠が360万円までという制限があるため、短期売買には適していません。
基本的には、1800万円の非課税枠が埋まるまで売らずに買いに徹し、1800万円が埋まった後は非課税のまま保有し続けるのが正解です。
以下の記事で、新NISAが短期売買に向かない理由を解説しています。
新NISAは非課税で運用できる期間が「無期限」になりましたので、当然その間にはリーマンショックやコロナショックのような大暴落がやってきます。
よって、「大暴落を避ける」という考え方ではなく、「大暴落がやってきても狼狽売りせず安心して保有し続けられるか」という視点が重要です。
eMAXIS Slimオルカン、楽天・オールカントリーなど全世界株インデックスでコアを固める
新NISAのつみたて投資枠の商品の大半は、「長期・分散・積立」に適すると判断されたインデックスファンドです。
日本株だと日経225やTOPIX、米国株だとS&P500、先進国株だとMSCI KOKUSAI、全世界株だとMSCI ACWIなどが投資対象になっています。
その中でも、できるだけ分散範囲の広い商品の方が安心して長期保有できるでしょう。
よって、新NISAのコア資産として最もおすすめなのは、
1) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
2) 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天・オールカントリー)
などの全世界株インデックスファンドです。
新NISAで何を買うか迷ったら、とりあえず上の2つを買っておけば間違いないでしょう。
ただし、今人気のオルカンやS&P500も株式集中投資になるので、それなりのリスクがあります。正しく理解して投資するようにしましょう。
日本株は個別株で保有しているという人には、日本を除く先進国市場に投資する「MSCIコクサイ・インデックス」連動商品もおすすめです。
その場合、「日本の個別株 + ニッセイ外国株式インデックスファンド」なども良い選択肢になります。
ニッセイだけでなく、eMAXIS Slim、たわらノーロードの先進国株式も同じレベルで推奨できます。
「成長投資枠」も自信を持って長期保有できる銘柄にだけ投資する
では、新NISAの「成長投資枠」ではどのようにすべきでしょうか?
基本的には、「つみたて投資枠」と同じ方針で運用するだけでOKだと思います。
絶対にやってはならないのは、成長投資枠で自分がよく理解できないハイリスクな商品に投資してしまうことです。
投資先の商品をよく理解していないと、想定外の事態が起こった時にどのタイミングで売って逃げればいいか判断ができず大変危険です。
特に、「SNSであのインフルエンサーがおすすめしていたから」といった曖昧な理由で自分の大事なお金を投じるのは絶対にやめましょう。
成長投資枠では個別株やETFにも広く投資できるとは言え、つみたて投資枠で「これがベスト!」と判断した商品があるのであれば、同じ商品を買うだけで十分なはずです。
全世界株インデックス以外に手を広げるにしても、S&P500やNASDAQ100などの歴史や実績のある指数に投資する程度にとどめておいた方がよいでしょう。
最近発売されたばかりでろくに売れてもいない商品に投資するなどもってのほかです。
まとめ
新NISAは短期売買には適さず、基本的に1800万円埋まるまで買いに徹し、その後は非課税で運用し続けるのが正解です。
その間に訪れる大暴落を避けることはできず、「大暴落があっても安心して保有し続けられるか」という視点で商品を選んだほうがよいでしょう。
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AI・半導体ブームでエヌビディアなどの半導体関連銘柄の人気が上がっています。
初心者は個別株よりもSMHなどのETFを利用したほうがよいでしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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