≪私の記録 297≫ 「出ていけ!!」事件 ③ ~母との口論~

そんなことがあってから1か月半

「出ていけばいいんでしょ!!
 出ていけば!!」

そう啖呵を切ったものの行く当てもなく、
私は未だにこの家に居続けている

なんとも居心地の悪い日々だ

「お前、いつ出ていくのよ」

と、父にいつ云われるか...と、
ビクビクしながらの生活だった

そして事件は再び起きた

それは夕食どき

食事をはじめようとしたとき、
母の小言がはじまった

『またか!!
 もう母の愚痴はうんざりだ!!』

と、
ホルモン治療で
体調も心の状態もよくない私は
ブチ切れた

『こんな言葉浴びせられながら、
 メシなんか食えるか!!』

私はまだほとんど手をつけていない食事を
ごみ箱に捨て、
食器をシンクに放り出し、
歯を磨きはじめた

これで終わりだと思っていた

が、私のその態度に、
今度は母がキレた

「あんたはそうやって、
 キチガイみたいなことばっかりして!!
 そんなにお母さんのやることがイヤだったら
 出てけばいいんだ!!」

『おっと...。
 どこかで聞いたことのあるセリフ...』

そう、1か月半前、父との口喧嘩の末、

「そんなにお父さんのやることが
 面白くないんだったら、出てけ!!」

と云われた、あの言葉と同じ...

あのとき、

「そんなの“単なる親子喧嘩”なんだから
 気にするな」

そう云ってくれた母が、
父と全く同じ言葉を吐いている

『それ、本気で云ってる?』

幼い頃から受けてきた理不尽な
“躾”や“教育”と称した、言葉と力の暴力

子どもの頃から、よく、
「お前はキチガイだ」
「お前は精神薄弱だ」とも云われてきた

小学生のときには、
「あんたなんか産まなきゃよかった」と、
云われた一言

そんな言葉や暴力に苦しんできた気持ちが
一気に噴き出した

「もうすぐ死んでやるから、
 もう少し待ってな!!
 今、どうやって死ぬか、どこで死ぬか、
 考えているところだから!!」

父に「出てけ!!」と云われ、
庇ってくれた母にまで同じことを云われ...

私がいない方が、
きっと2人とも楽に生きられるはず

せいせいするはず――




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Source: りかこの乳がん体験記

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