おはようございます。
人気が高まっている「インド株」ですが、楽天証券から新しく「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」が発売されます。
ベンチマークである「Nifty50指数」はインドを代表する株価指数で、時価総額や流動性の高いインドの主要な大型株50社から構成されています。
新しいインド🇮🇳投信キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
▼楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド
✅投資先:インド株式Nifty50指数
✅信託報酬:年0.308%(税込)
✅運用開始:2024年4月5日信託報酬が現状で最安クラスですね!攻めてる~!
楽天プラスに含まれるのかしら?? pic.twitter.com/S2go9Mjwnc— みらいよたろう@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) March 12, 2024
特筆すべきは信託報酬の安さで、この商品は0.308%(税込)となっています。
インド株投信は一昔前まで信託報酬1%超えが当たり前でしたが、ここでも低コスト競争が激化しており、ついに0.3%〜0.4%台まで下がってきましたね。
今回の「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」はその中でも業界最安コストが魅力の商品です。
「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」が信託報酬0.308%で新登場!インド株ブームだけど、コアはeMAXIS Slimオルカンや楽天・オールカントリーがおすすめ
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドの概要
「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」の概要は以下の通りです。
1) ベンチマーク:Nifty50指数
2) 信託報酬:0.308%
3) 純資産総額:販売前のため未
4) 販売会社:おそらく楽天証券のみ
Nifty50はインド株の代表的な株価指数の1つで、日本国内の多くのインド株投信が採用しているベンチマークです。
要するに「売れ筋」を採用してきたということですね。
一番のポイントは、同じNifty50指数に連動するインド株投信の中で信託報酬が0308%と最安なことでしょう。
同じ指数に連動する商品なら手数料は安い方が有利なのは言うまでもありません。
Nifty50指数はインドを代表する大型株50社から構成される株価指数
インド株を代表する株価指数には、「Nifty 50指数」「インド SENSEX指数」「MSCI India Index」があります。
このうち、Nifty 50指数はインド株を代表する大型株50銘柄から構成される指数です。
時価総額加重平均に基づいてウェイトが決まり、大型株のウェイトが必然的に高くなるため、上位10企業のウェイトが約58%と高くなっています。
Nifty 50指数の上位構成銘柄は?
次に、Nifty 50指数の上位構成銘柄を見ていきます。
ひと目で分かるのは、「Financial Services」、つまり銀行など金融セクターの企業が多いことです。
世界最大のソフトウェア会社の1つである「Infosys」や、大手ITサービス・コンサルティング会社である「Tata Consultancy Services」など有名企業も含まれていますね。
Nifty 50指数のセクター比率は?
「Nifty 50指数」のセクター比率を見ていきます。
先ほどの上位構成銘柄にも金融関連が多かったですが、指数全体でも「Financial Services」が4割弱を占めています。
2位がInfosysやTata Consultancy Servicesが含まれる情報技術セクターですね。
3位は「石油・ガスセクター」ですが、これは組入比率1位のReliance Industriesが引っ張る形になっています。
4位の「一般消費財セクター」の中心はITCで、これは日本だとJTのような位置づけの企業ですね。
Nifty 50指数の過去10年間のパフォーマンスは?
最後に、Nifty 50指数の過去10年間のパフォーマンスをご紹介します。
はじめにご紹介したインド株を代表する3つの指数、「Nifty 50指数」「インド SENSEX指数」「MSCI India Index」の過去10年間のチャートです。
どの指数も上位構成銘柄は似通っているため、パフォーマンスに大差はありません。
過去10年間で約3倍になっており、新興国市場全体が不調の中でインド株はよく健闘しています。
インド経済は人口増や教育水準などマクロ的な視点でも好材料が多く、今後米国の次の成長市場として注目を集めるかもしれませんね。
インド株はブームだが、あくまで「サテライト」で。コアはオルカンやS&P500がおすすめ
急激に人気も注目度も上がっている「インド株」ですが、私たち個人投資家はどのように扱えばよいのでしょうか?
まず、全世界株式インデックスの中でインド株市場の占める割合を見ていきます。
インド株はその高い成長性から期待が集まっていますが、「オルカン」の中でインド株が占める割合は2%未満であることに注意が必要です。
つまり、インド市場は成長著しいとは言え、現時点で世界市場全体に占める割合は低く、あまり大胆に投資しすぎるのは危険だと言えます。
もちろん、オルカンの1.7%という比率を多少オーバーウェイトする程度はOKですが、インド株だけでポートフォリオ全体の30%も40%も保有するのはリスクのとりすぎでしょう。
S&P500のような米国大型株であれば、それだけで世界全体の時価総額の50%程度をカバーしていますので、集中投資するのも理解できます。
インド株はここ数年S&P500に負けない高パフォーマンスということで注目されていますが、まだまだ市場規模が小さく、新興国独特のボラティリティも激しいことから集中投資は危険だと考えます。
まとめ
「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」の概要をご紹介しました。
代表的なインド株指数であるNifty50指数連動で、信託報酬0308%は大変魅力的だと思います。
ポートフォリオの主力にはなりませんが、脇役として面白い存在です。
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