≪私の記録 308≫ 面接の結果の連絡、来る。

    2010年11月14日(日)

今日、ショッピングセンター
彼がまた主治医を見かけたらしい

私と彼はフードコートにいたのだが、
買い物を終えてエレベーターに向かう主治医を
彼が見たようだ

が、遠かったせいで私は気づかなかった

2週間前にも
このショッピングセンターで主治医と会い、

が、先週の外来は、主治医は不在

聞きたいことがあったのに

今日も主治医に会ったって、
ショッピングセンターじゃ、
病気のことも聞くわけにもいかない

なんとも間が悪い

    2010年11月15日(月)

夕方5時頃、先日受けた面接先から
電話がかかってきた

本来はあした来るはずだったのだが...

しかも、「携帯に」と云ったにもかかわらず、
かかってきたのは家の電話

これじゃあ、親にバレバレだ

電話をかけてきたのは
面接を受けたひとではなかったので
そのせいだろうか

それにしても話が違いすぎる

一応、「採用」の話をいただいた

“1日早く返事が来た”ということは、
私のほかに応募した人が
いなかったのかもしれないな

とりあえず、底を突いた貯えも
これでどうにかなりそうだ

ただ不安は多い

乳がんもそうだけど、
生理の大量出血もだ

こんな身体で働けるだろうか...

私みたいな人間が、
本当に働いてもいいのだろうか...

しかも乳がんのことは話していない

ただ、希望が湧いているのも事実

新しい人生がはじまるようが気もする

なにかが変われそうな気もする

「変わりたい」
「前に進みたい」

と、もがいていた自分に、
光明が差したようにも思える

でも、もう仕事に潰されたくない

  きっと性格的に無理だろうな

もう職場と家との往復だけなんて生活は、
虚しい

人生、楽しみたい

『遊び<仕事』

ではなく、せめて、

『遊び=仕事』

くらいにはしたい

幸い、今度の仕事は、
時間的には余裕がありそうだし、
多少は融通も利きそうなので
精神的に楽かもしれない

まぁ、そうでなければ
長続きもしないだろう

...というわけで、
1日早く採用の連絡も来てしまったし、
職場で履くサンダルも
買いに行かなければならないし、
あさっての水曜日は『がんサロン』だし...

ということで、
勤務は木曜日からにしてもらった

“健常者の中で働く”という、
精神的・肉体的なダメージが
どれほどのものだろう――

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Source: りかこの乳がん体験記

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