eMAXIS Slimオルカンや楽天・オールカントリー、S&P500ホルダーは株価急落時も「バイ&ホールド」でOK。絶対に売るな!

内科医

 

おはようございます。

私たち長期投資家が絶対に頭に叩き込んでおかなければならない図が1つだけあるとしたら、以下のおもちさんが紹介している図でしょう。

 

 

特に、株価が急落して不安になった時は、10回でも20回でも見直さなければなりません。

S&P500などの適切に分散された株式への長期投資が、他の資産クラス(現金や債券など)と比べていかに優れているかがひと目で分かり自信が持てるからですね。

「バイ&ホールド」の重要性を認識し、持ち株の握力を高めましょう。

 

eMAXIS Slimオルカンや楽天・オールカントリー、S&P500ホルダーは株価急落時も「バイ&ホールド」でOK。絶対に売るな!

 

株式投資の本質が詰まった最重要な図をもう一度復習しよう

ピーク時からたった5%〜10%程度の株価急落で持ち株を売りたくなっているのであれば、株式投資の基本的な勉強が足りない証拠です。

オルカンやS&P500など、きちんと分散された株式ポートフォリオを保有しているのであれば、何も恐れずに保有し続けるのが正解だからです。

 

持ち株のホールド力を高めるためには、以下の図を何度も見返して復習しましょう。

こちらは有名はシーゲル教授の著書にある、株式や債券、現金などの各資産クラスの過去200年にわたる超長期チャートです。

 

Real Returns Favor Holding Stocks
Stocks are good hedges against inflation, preserve purchasing power and, over long periods, are less risky than bonds.

 

この図を見れば、

・S&P500などの米国株インデックス(Stocks)が長期で圧倒的に優れていること

・現金(Dollar)の価値はインフレなどにより右肩下がりであること

がひと目で分かります。

 

もちろん、Stocks(株)には暴落などによる価格変動が付き物ですが、それも200年という超長期で見るとさざ波程度にしか見えません。

このように、長期投資では多少の暴落は無視して保有し続けるのが正解なのです。

 

eMAXIS SlimオールカントリーやS&P500を暴落時に売るなど言語道断

上の図をきちんと理解していれば、たった5%〜10%の株価急落でオルカンやS&P500を売るなど言語道断であることが分かるでしょう。

「2024年4月に株価が10%近く下がったこと」など、10年〜20年後に見返したら「えっ、そんな出来事あったっけ?」というレベルの小さな出来事です。

 

人間の脳は10年〜20年後の遠い将来を想像するのが苦手なので、どうしても直近数日間の株価の変動に心を乱されてしまいます。

ところが、株価チャートを見る時に最も重要なのは20年〜30年といった長期のトレンドであり、短期的な株価の変動ではありません。

30年単位で見た時に、暴落などによる上下動がありながらも、きちんと右肩上がりに伸び続けている指数に投資することができれば、長期投資はさほど難しくないのです。

 

暴落時は積立設定だけしてあとは忘れるのが最善

暴落時に失敗する原因の大半は、投資している人間心理の動揺によるものです。

暴落に巻き込まれて自分の資産が毎日のように減るのを目の当たりにしてしまうと、普段なら絶対にやらかさないような凡ミスをしてしまうものなんですね。

リスクのある投資の世界では、メンタルの影響は非常に大きいのです。

 

特にこれまで暴落を経験していない初心者の方は注意が必要です。

具体的な対策としては、

1) 暴落時は積立設定だけして、日々の相場は見ずに放置する

2) 暴落が来る前に、株式比率を下げるなどリスク許容度の見直しをする

などが挙げられます。

 

私は、長期投資では毎日のように相場を眺めてもあまりメリットはないと考えている派です。

むしろ、毎日株価を眺めることで、あれこれと手を出したくなってしまうんですね。

実際に手を出してリターンが上がればよいのですが、初心者は大抵余計なことをしてしまうので、手を出せば出すほどリターンが下がるという結果になりやすいです。

夢のない話ではありますが、投信積立の設定だけしてあとは機械におまかせするというのが最も勝率が高いのではないかと思います。

 

まとめ

たった5%〜10%程度の株価急落でオルカンやS&P500を手放してしまうようでは長期投資で勝つのは不可能です。

株価チャートを見る時は短期的な株価の変動ではなく、30年〜40年といった長期トレンドを見るようにしましょう。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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