おはようございます。
投信積立をやる時に誰もが一度は悩むのが、積立頻度を「毎日積立」「毎週積立」「毎月積立」のどれにするか問題でしょう。
結論から申し上げると、15年〜20年と長期になると、一回一回の積立タイミングの影響はほぼゼロに近づいていくため、積立頻度によるリターン差はほぼ消失します。
毎月積立だと購入回数が少なくて暴落が怖いので毎日積立の方が安心という場合は、どうせリターンは変わらないので安心感を優先してよいでしょう。
一方で、ポイント還元が得られてお得なクレカ積立に関しては、「毎月積立」にしか対応していません。
0.5%〜1.0%のポイント還元は非常に大きいので、結局のところ「クレカ積立で毎月積立」を選ぶのが最善でしょう。
【新NISAの投信積立頻度】eMAXIS Slimオルカン、バランスファンド、S&P500、TOPIXで「毎日積立」と「毎月積立」はどっちが有利?
毎月積立と毎日積立の比較:S&P500とTOPIXの場合
毎週積立に関して検証している記事は少ないので、今回は一番悩む人が多い「毎日積立」と「毎月積立」を比較します。
S&P500とTOPIXの毎日積立と毎月積立のリターン差に関しては、以下の記事が大変参考になります。
下図が一番重要な結論ですが、
・S&P500は20年積立で毎日積立の方が0.89%リターンが良い
・TOPIXは20年積立で毎日積立の方が0.37%リターンが良い
という結果でした。
積立期間が5年や10年だともう少し差が大きいですが、20年スパンになると毎日積立と毎月積立のリターン差は非常に小さくなります。
毎月積立と毎日積立の比較:eMAXIS Slimオール・カントリーとバランスファンド(8資産均等型)の場合
eMAXIS Slimオール・カントリーとeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)で、毎日積立と毎月積立のどちらが有利かは以下の記事で詳細に検討されています。
下のグラフはeMAXIS Slimオール・カントリーとバランス(8資産均等型)を15年間毎日積み立てたケースです。
2010年代は米国株を中心に「株式」が絶好調だったので、オルカンとバランスファンドでだいぶリターン差がついていますね。
下のグラフは、同じeMAXIS Slimオール・カントリーとバランス(8資産均等型)を15年間毎月積立したケースです。
下の表が一番重要な結論で、15年間積立投資をした場合、
・8資産バランスでは毎日積立の方が+0.23%有利
・オルカンでは毎日積立の方が+0.08%有利
という結果でした。
クレカ積立の0.5%〜1%還元を考慮すると「毎月積立」を選ぶべき
上記の検証では、いずれのファンドでも「毎日積立」の方が「毎月積立」よりわずかに有利という結果でした。
具体的には、
・TOPIX 20年間で0.37%
・S&P500 20年間で0.18%
・オルカン 15年間で0.08%
・バランスファンド(8資産均等型) 15年間で0.23%
のリターン差で毎日積立が有利でした。
この中で、新NISAで多くの方が投資しているのがeMAXIS SlimオルカンやS&P500だと思います。
15年〜20年間投資して0.08%〜0.18%の差というのは「ほぼゼロ」と言ってよいでしょう。
よって、「毎日積立」か「毎月積立」かは好みで選んでOKです。
ここで重要なのは、クレカ積立の場合はほとんどが「毎月積立」しか選べないことです。
しかも、クレカ積立では0.5%〜1.0%分のポイントが確実にもらえるメリットがあります。
積立頻度でリターン差がほとんどない以上、私たち個人投資家にとっては「クレカ積立で毎月積立」を選び、確実にもらえるポイントで複利効果を強めるのがよいでしょう。
まとめ
全世界株式、バランスファンド、S&P500、TOPIXのいずれにおいても、15年〜20年の積立では「毎日積立」と「毎月積立」に大きなリターン差は見られませんでした。
クレカ積立では確実に0.5%〜1.0%分のリターンが得られるので、クレカ積立で毎月積立を選ぶのが最善と言えます。
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日本の実質賃金は24ヶ月連続でマイナスとなりました。
賃上げを待っているだけでは何も解決せず、投資が欠かせない世の中になりましたね。
eMAXIS Slim S&P500の純資産総額が4兆円超えです。
基準価額も29000円に到達しており、まさにモンスターファンドですね。
配当所得がもれなく所得として保険料算定の対象となる場合、配当が支給されるETFより無分配型投信が有利になります。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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