先生、今、ちょうどええわ。
嫁さんが席外してるさかいにな。
あんな、僕な、ここで死ねるんか?
最期まで、ちゃんと送ってくれるか?
痛くないようにしてくれるんなら、
注射でもなんでも、打ってくれて、
寝かしてしまっても別に構わんし、
本音言うとな、僕ここで死にたいんや。
奥様が書類を取りにお部屋に戻った隙に、
タナカに、矢継ぎ早にお尋ねになられた。
もちろん、大丈夫ですよ。
このツバメの子供らがピヨピヨ言う、
この軒下のソファで最後まで過ごせます。
寝込むのは、3日もあれば、お迎えきます。
痛み止めも、注射やなくて、張り薬とかも、
ちゃんと使えば大丈夫。安心してください。
そうか、そうか、それは嬉しい。心丈夫や。
ありがとう。頼みますね、先生。この雛鳥が、
巣立っていくまでは生きていたいんやけどね。
ツバメの巣が6家族分あって、みんな子育ての真っ最中。
夏までには、みんな、飛べるようになってるかな。
彼は、その話をしながら、巣を見上げ、静かに穏やかに、
これがどんな治療よりも一番癒されるって話された。
ツバメやなくてヒバリのこころ。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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