おはようございます。
「米国株は割高」「円安なので米国株は今は買いではない」みたいな意見をよく耳にしますが、過去5年に関してはそういった言説に耳を傾けず、ひたすらS&P500を買いまくった人が勝ちの相場でした。
ここ5-6年は、eMAXIS Slim S&P500とオルカンを発売直後に全力買いした人が勝ち組の相場でしたね。
もちろん、円高・株安になる可能性はあるけど、S&P500が3000割れする可能性はかなり低いし、「1ドル=100円」の世界線に戻るとも考えにくい。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) May 17, 2024
現在ではS&P500は5300超え、「1ドル=155円」が当たり前の世の中になり、仮に暴落があったとしても「S&P500の3000割れ」「1ドル=100円」といった事態はほぼ起こらないレベルに達しています。
このような状況を考えると、オルカンやS&P500などの優れた指数への投資は、今すぐに開始しなければならないことを痛感します。
円高、株安のシナリオはありうるが、「S&P500が3000割れ」「1ドル=100円」は考えにくい。オルカンやS&P500など外国株インデックス投資は今すぐ開始を!
「S&P500が3000割れ」「1ドル=100円」はほぼ起こらないレベルに到達した
「米国株は割高」「米国株は今は買いではない」みたいな話はしょっちゅう聞きますが、そんなことを言っている間にS&P500は5,300に到達し、1ドルが155円になってしまいました。
米国株は割高という話を真に受け、実際の投資行動を起こせなかった方は、結果的に大失敗だったわけです。
2020年頃まではS&P500の史上最高値が3000超えくらいだったわけですが、気がつけば暴落が来ても「S&P500の3000割れはない」といったレベルに到達しています。
ドル円の為替レートも同様で、過去5年の間に「1ドル=110円」から「1ドル=155円」まで約4割も円安が進行しました。
以前のような「1ドル=100円台」の世界は二度と起こらないのではないかと思えてきます。
5年前からインデックス投資している人は強固な含み益バリアを築けたはず
為替レートは別として、オルカンやS&P500などの優れた株価指数への投資の場合、短期的な値動きはあるものの、長期的にはゆっくりと上昇し続けることが期待できます。
外国株に投資する時に為替レートはどうしても気になりますが、為替を気にしすぎていつまでも外国株投資に踏み切れないと、大きな「機会損失」になるでしょう。
実際、5年前からeMAXIS Slimオール・カントリーやS&P500などのインデックスファンドに集中投資していれば、今頃は強固な「含み益バリア」を構築できているはずです。
eMAXIS Slim オール・カントリーの基準価額が25,000円、S&P500の基準価額が29,000円と突破しているわけなので、どちらに投資しても2.5倍以上に増えたからです(基準価額は2018年の発売時が1万円)。
株式投資で大変なのはこの「含み益バリア」を構築するまでで、それを一度達成してしまえば残りの投資人生は大変楽になります。
暴落が来てもマイナスにならないレベルに到達すれば資産形成は成功確実
株式投資などの資産形成を長く続けていると、年月が経過するにつれて少しずつ利益が積み重なり、いつか暴落が来てもマイナスにはならないと確信できるレベルに到達します。
ここまで来れば株式投資で完全に勝ちパターンに乗ったと言えます。
たとえば、以下は私のiDeCo口座の投資成績ですが、完全ほったらかしで積立投資を継続しているだけにも関わらず、
投資元本608万円に対して時価評価額が1431万円と、いつのまにか+135%ものリターンになっています。
株式投資で多いミスは、初心者の頃に思いつきのままあれこれ取引を繰り返し、結果として損失を積み重ねてしまうことが挙げられます。
ところが、強固な「含み益バリア」を築いてしまえば、少々の暴落が来ても精神的に取り乱すことはありません。
また、NISAやiDeCoなどの非課税口座以外の場合、その商品を売却すると多額の税金を支払うことになり、結果としてホールド力が高まるのです。
ここまで来れば株式投資で負ける方が難しい段階に到達したと言えます。
まとめ
オルカンやS&P500などの優れた株価指数への投資は、長期的にはゆっくり成長し続けることが期待できます。
外国株投資では為替レートが気になりますが、為替を気にしすぎると機会損失になるリスクも考える必要があります。
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eMAXIS Slim S&P500とオルカンがあまりに凄すぎて、後発商品が追いつき追い越すのは無理なレベルに到達しています。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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