家での『暮らし』は、その場所だけでは守れない時代。
2000年に介護保険法が出来て、24年が経過した。
1998年に医師になったからほぼ同じ時を生きてきた。
この24歳になった介護保険法のおかげもあって、
病気になっても病院で最後を過ごすだけではない選択肢が増えた。
この24年で、アチコチで『暮らし』を支える取り組みも増えた。
約四半世紀が過ぎ、大震災も経験し、コロナも経験し、
世界の状況もこの国の医療を取りまく状況も激変した。
そんな中、
多様性を認める社会と言いながら、実は、
ご本人の意思を尊重できない社会になった。
そんな気もする。のは僕だけだろうか?!
このままで良いのか悪いのか、決めるのは、
この社会に生きる僕らなんだけど、もし可能なら、
次世代では、患者さんの意思を本当の意味で、
大切に出来る社会になってほしい。心からそう願う。
こんなちっぽけなタナカの投じた一石では、
ぶっちゃけ、何の変化も起こせないが、
どこまでも患者さんご本人の意思を大切にしたいので、
いわゆる施設のデイサービスやショートステイに伺って、
皆さんと共にその意思の所にチャレンジし続けようと思う。
あ、それから、それから、、
こんなチャレンジができるのは僕だけの力ではなく、
情熱的な僕の仲間がいつもそばに居てくれるおかげ。
このことは、感謝を込めてここに書いておこう。
ありがとうございます。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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