eMAXIS Slim オルカンやS&P500は配当再投資効率が良い。特定口座でも外国税額控除不要、新NISAで1800万円埋めた後の再投資効率も抜群!

内科医

 

おはようございます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やS&P500の素晴らしいところは、ずばり「配当金再投資効率の良さ」にあります。

eMAXIS Slimシリーズは分配金を抑制する方針で運営されているため、分配金が直接私たち投資家に支払われることはありません。

しかし、構成企業から支払われた配当金はファンドの内部でその都度再投資に回されており、基準価額がどんどん上昇していくため大変効率がよいのです。

 

 

NISAではETFに投資しても国内の配当課税はゼロになるので関係ありませんが、特定口座などの課税口座では、eMAXIS Slimシリーズを選ぶことで国内の配当課税を回避したまま再投資に回されるのが大きいですね。

 

eMAXIS Slim オルカンやS&P500は配当再投資効率が良い。特定口座でも外国税額控除不要、新NISAで1800万円埋めた後の再投資効率も抜群!

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の配当金再投資の詳細

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の配当金の再投資がどのように行われているかについては、私がゼロから解説するより、以下のS&P500全力マンさんのポストを読んでいただく方が早いです。

 

 

これはS&P500全力マンさんがわざわざ三菱UFJ国際投信の担当者に問い合わせて得た情報であり、大変重要な内容です。

 

ポイントとしては、

1) 組入銘柄から配当金が出たらすぐに、組入銘柄の割合を時価総額加重平均になるように調整して凹凸を無くすように再投資する

2) 「S&P500配当再投資指数」に連動する投資成績を目指しており、「S&P500指数 + 配当利回り」分のリターンが毎年期待できる

3) 内部で実施される配当金再投資の際に、税金は外国税(10%)のみかかっているため、二重課税されるVOOなど米国ETFよりも配当再投資効率がよい

あたりでしょう。

 

投資慣れしている人であれば、私たち個人では到底できないような細かなメンテナンスを日々代わりに実施してくれていることが分かると思います。

 

日本人の米国株投資はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)一択でよい

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がここまで完璧に運用されていることを知ってしまうと、もはや日本人が米国株投資を考えるならこれ一択でOKとすら思えます。

 

たしかに、経費率だけ見ればVOO(0.03%/年)やSPLG(0.02%/年)などの米国ETFの方が安いです。

しかし、配当再投資の効率をeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同レベルに近づけるには、毎年確定申告で外国税額控除の手続きをする必要があります(NISAは除く)。

私にはコスト差をはるかに上回る余分な労力がかかっているとしか思えません。

 

外国税額控除とは わかりやすく解説 仕組み・対象範囲・申告方法 | ツギノジダイ

 

そもそも、eMAXIS Slim S&P500の実質コストは0.105%/年程度とされ、隠れコストが非常に小さく、大変効率的に運用されているのですね。

 

eMAXIS Slim オルカンや米国株式(S&P500)がETFより優れている他の理由

eMAXIS Slim オルカンやS&P500を選ぶべき他の理由は、

・投資信託なので最低100円から購入できる

・ドルに両替する手間がなく、全て日本円のまま取引できる

・クレカ積立で毎月ポイントがもらえる

・売却する時も「株数指定」ではなく「日本円で金額指定」ができる

など非常に多いです。

 

新NISAの生涯投資枠1800万円全てをeMAXIS Slim オルカンやS&P500で埋められる資金力がある人の場合、NISAでもVTやVOOよりeMAXIS Slimシリーズを選んだ方が有利です(下図参照)。

 

写真・図版(4枚目)| 新NISA「枠の復活」うまい使い方は? 意外に知らない配当金・分配金の扱いとは | AERA dot. (アエラドット)

 

新NISAの枠をVTやVOOで埋めた場合、満額埋めた後に振り込まれた分配金は、NISA枠が残っていないので特定口座などの課税口座で再投資するしかありません。

一方、eMAXIS Slimシリーズのような無分配型投信を選べば、NISA枠を使い切った後もファンド内で配当が再投資され、基準価額アップという形で永遠に非課税メリットが得られます。

長期になればなるほどの両者の差は拡大するため、若いうちにNISA枠を全て使い切れる資金力がある人ほど、NISAでは投資信託を選んだ方が有利でしょう。

 

まとめ

eMAXIS Slim オール・カントリーやS&P500の魅力は配当金再投資効率の良さにあります。

課税口座、NISA口座関係なく、資産形成期の人にはETFより投資信託がおすすめですね。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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