紙垂:「神の国 日本の美しい神社」より

その他
「神の国 日本の美しい神社」より一部抜粋です

今回は、「紙垂」の項目から

紙垂のようなさりげない物にも
深い意味が多重に込められています。

それを知っておくことは
神社全体をしっかりと活用する上で
大切なことになります。

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紙垂

神社には、いたるところに紙垂があります。
紙を雷の形に折って吊り下げたものです。

この紙の折り方にも、
伊勢流や白川流などさまざまな折り方があります。

紙が貴重な時代には、
麻や木綿が使われていました。

これにも多くの意味が多重に込められていますが、
知っておくべきなのは、
紙垂は
雷と風の象徴
であることです。
雷は、気づき(閃き)の象徴です。

気づきとは
神様のエネルギーである神氣が
この世界に到達する時に起こる現象です。

神様の働きは、
人体の中では電気的な波動として現れます。

「神」という字は、
「示」に「申」を合わせたもので、
「申」は雷を表す象形文字です。

雷は、
瞑想時や心が鎮まった時に見えない世界からピカっと下りてくる「雷(気づきや閃き)、
すなわち
神・真我からのインスピレーションや智慧の象徴であるということです。

実際に、
気づきは、
とても小さな雷のような光でやってきます。

日々の生活において、
中今を生きていると
小さな「気づき」が繰り返し下りてきます。

さりげない「気づき」によって、
人生が大きく変わっていくこともあります。

この気づきの蓄積が智慧となり、
やがて
悟りに繋がっていきます。

神社の境内のあちこちに紙垂があるのは、
中今に在る時の「気づき」を象徴したものです。
風は、神の息吹の象徴です。

風は、
すべてを一新し、新しい方向に変容する力を持ち、
さらに新たな活力と自由さを与えてくれます。
精神的な停滞状態から高みへと導いたり、
否定的破壊的なエネルギーを肯定的建設なエネルギーへと変容させたり、
狭い視野を広い視野へと拡大し、
囚われた心を開放し、
執着やプライド、否定的な感情を吹き飛ばして浄化してくれます。

お祓いのための「幣」に大きな紙垂が付いているのは。
神の息吹である風を起こし、
大いなる気づきをもたらすためです。

神社の至る所に紙垂があるのは、
神理が至る所にあることを示しています。

続きは
本書にて

神の国日本の美しい神社 神々と共に歩む最高の人生
森井 啓二
きれい・ねっと
2024-03-08


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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