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みなさま、こんにちは
２代目ガンちゃん先生です
僕が指導していた後輩が海外研究留学をしていて、
先日、Zoomで久しぶりに顔を見ました
元気そうにはしていましたが、苦労はいっぱいあるみたいで、
人生の一つの大きな挑戦をしている彼の姿を見て、嬉しく思いました
“人生は、一冊の問題集”という言葉を聞いたことがあります
一人ひとりがその人生で、
一つずつ問題に直面し、一つずつクリアしていく
クリアできない事もありそうですが、クリアできずに次に進むことも
一つの人生の糧にしていく
その人生の問題集には絶対に解けない問題はやってこないそうです
だから、一見、もう厳しいかなと、解けないかなという問題も、
なんとか耐えて、過ごしていたら、いつの間にか、自分の糧になるのです
だから、ガンばってほしいですね
いま、過ごしている挑戦している時間、人生の中でも
かけがえのない時間の一つなので
さて、本日、ご紹介は
広島県からご来院されている
肝臓がんの患者さま
肝臓の両葉に複数のがんがある状態
ステージ３
前医で治療が難しくなり、
当院で治療を開始
１年くらい経過しております
うまくがんを制御していたのですが、
ご高齢の方で、
圧迫骨折したりがありまして、
治療が途中で中断していました
中断後、再開のために久しぶりに来院されたら、
腫瘍が増大していたため、
改めて治療を導入しました
留置していた治療用のカテーテルを
より良い形で薬を流せるようにするために、
今回は、
胃や十二指腸に流れる動脈を
金属コイルでコイリングして、
より集中的に癌がある肝臓に薬剤が分布するように調整しました
最近、金属コイルも進化して
使いやすくなりました
私が最近、愛用しているのは
テルモという会社のアズールという金属コイル
それと昔からあるパイオラックスという会社のCストッパーです
これを組み合わせてコイリングします
動注療法は、ご高齢の方でも
それほど大きな負担を来たすことなく
治療ができるので、この方の様にご高齢で、
全身状態が安定しない方でも、
慎重に行えば、治療を継続できます
今回もほぼ影響なく、癌に薬をためることができました
健やかに、長生きして頂きたいものです
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Source: ガンちゃん先生奮闘記
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