まぁ「少量なら大丈夫」とか「休肝日」とか、、
「酒は百薬の長やし」とか誤魔化してきましたが、、、
少量飲酒でも健康リスクなんですよ。
飲酒量が少ないほど病気のリスクは下がる―。厚生労働省は今年2月に公表した初の指針「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」で「お酒は少量なら飲んだ方が体に良い」との考えを否定し、少量でも発症リスクが上がる病気があることを強調した。近年充実してきた国際的な研究を重視した結果。体への影響は性別や年齢などによって差があるため、自分に合った飲み方を知ることが重要だ。▽適量はない「酒は百薬の長」と、国内では適度の飲酒を積極的に評価する考え方が長く受け入れられてきたが、指針は飲酒のリスクに注目した。「飲酒量が少ないほどリスクは低くなる」とする世界保健機関(WHO)や国際的な研究報告に触れた上で、酒量の把握には単純な量でなく、純アルコール量に着目すべきだとした。
場を白けさせて申し訳ないが、毎晩ワインを1〜2杯飲んでも健康は改善されない。
過去何十年にもわたって、紛らわしくて、ときに矛盾する研究(過剰なアルコールは体に悪いが少しなら良いとか、ある種類のアルコールはほかのものよりも体に良いとか、冗談じゃない。全部体に悪い)が行われてきたが、実態が明らかになりつつある。たとえ少量でもアルコールは健康に影響を及ぼす可能性がある、ということだ。
ビクトリア大学カナダ薬物使用研究所のティム・ナイミ所長は、「アルコールは非常に低いレベルの量から健康に害を及ぼす」と話す。「過度のアルコール摂取」とは、厳密にはアメリカ食事摂取基準で推奨される1日の最大摂取量を超える場合を指す。男性なら1日2杯、女性なら1日1杯だ。
「摂取量がこの範囲内であったとしても、とくにある種のがんや心血管疾患のリスクがある」という証拠も出てきていると、アメリカ疾病対策センター(CDC)でアルコール対策プログラムを率いるマリッサ・エッサー氏は指摘する。
アルコールは主にDNAを傷つけることで健康上の問題を引き起こすと、科学者たちは考えている。アルコールを飲むと、体内で代謝されて細胞に有毒な化学物質アセトアルデヒドが生成される。
アセトアルデヒドは「DNAを傷つけるのと同時に、体がDNAの損傷を修復するのも妨げる」とエッサー氏は説明する。「DNAが傷つくと、細胞が無秩序に増殖し、がん腫瘍を作り出す場合がある」。
アルコールはまた、DNA損傷の別形態である酸化ストレスを作り出し、特に血管まわりの細胞に害を及ぼすことがある。酸化ストレスは動脈硬化を引き起こし、血圧の上昇や冠動脈疾患の原因となる場合がある。
「DNAに根本的な影響を与えるため、非常に多くの臓器系に影響が及ぶ」。ナイミ氏は、習慣的なアルコールの摂取が生涯にわたって「徐々に組織を傷つける」と話す。
百薬の長でなく、百病の長ということです。
アセトアルデヒド分解酵素の少ない日本人にはリスクが大きい飲み物ですね。
Source: 身体軸ラボ シーズン2
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