三田は朝、雪がチラツキ、道路はうっすらと白かった。
お昼には、跡形もなく溶けていたが。
それでも、寒いので、マフラーをぐるぐる巻いて出かけた。
昨晩の、NHKのドラマ「心の傷を癒やすということ」の中で、
心のケアで大切なことは「一人ぼっちにさせない」という話があった。
その言葉を思い出しながら、あるお宅に訪問した。
「せんせい、息苦しいのおさまって、今は落ち着きました。」
そう言って、ご主人がリビングに通してくれた。
ご本人を囲んで、ご主人、息子さん、娘さんが、
みんな、パジャマの格好で、いた。
洗濯物やワンちゃんや飲みかけの湯呑や新聞。
家族のリビングの風景。
彼女は、笑顔で、話してくれた。
「もうアカンかと思った。」
その言葉とは裏腹に、優しい温かい笑顔が見れた。
先日お逢いした時とぜんぜん違う素敵な笑顔。
一人ぼっちじゃない彼女は、
「がんばるわ。もうすこし。」と言って、
ギュッと力強く握手をしてくれた。
そばに寄り添うひとがいる。
一人ぼっちじゃない。
とっても大切なんですね。
帰りの階段を降りる時、
なぜだか、汗がでるくらい熱い気持ちが湧いてきて、
外の寒さが妙に心地よかったです。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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