ヤゴやボウフラ、カゲロウなど幼少期に水の中にいる昆虫に捕食されるのを待ちます。
水の中で昆虫に食べられると、その体内にじっと潜んで
昆虫が発育して、陸上を飛べるようになるまで、
この間はハリガネムシ自体は発育しないで、
小さいまま潜んでいます。
成虫に成長して空を飛べるようになると、
カマキリがハリガネムシ入りの昆虫を食べると、
交尾と出産のために水の中へ戻らなければなりません。
そこで、
ある種の生理活性物質を使ってカマキリの脳を操り、
ハリガネムシは、
神経の異常発達や場所認識、光応答に関する完璧な生理活性物質を自ら作り出して、
衝動的に飛び込んで自殺するように操作するのです。
現代最先端科学技術を結集しても創り出すことが不可能な脳指令物質を、ハリガネムシは簡単に作り出します。
こうして、ハリガネムシは無事に水の中へ帰ります。
栄養をたっぷりと吸い取ったハリガネムシは、
その後エサがなくても、長い間水中生活ができます。
私の知人が飼育しているハリガネムシは、
何年もの間、水だけで生きています。
ただ残念な事に
水辺と同様の反射光の偏光度を持つアスファルトにも
カマキリは水辺と間違えて誘導されてしまい、
車に轢かれてしまいます。
アスファルトに行くはずがないカマキリが
車に轢かれて死んでしまうのは
この寄生虫の誘導によるものです。
寄生虫がさまざまな手法で宿主を操ることはよく知られています。
通常、カタツムリは野鳥に食べられないように葉の裏側に隠れるのですが、
空から目立つ場所へと、カタツムリを誘導してしまいます。
これは人にも感染します。
Wikipedia
そして
なんと、トキソプラズマの国別の感染率とワールドカップの成績が比例しているのです。
記事のドノバン選手は、米国サッカー界歴代最多得点記録、歴代最多アシスト記録保持者 です。
彼にトキソプラズマを感染させてワールドカップを優勝しようという記事。
さて、トキソプラズマで
猫と飼い主のトキソプラズマの抗体価別に評価と対策が行われます。
猫も飼い主も陰性の場合
この組み合わせが、猫の糞便の扱いに最も注意が必要とされています。
出典元確認中
猫が陽性、飼い主が陰性の場合
この場合、猫から直接感染する可能性はほぼありません。
猫以外のもの、特に豚肉に注意しましょう。
出典元確認中
猫が陰性、飼い主が陽性の場合
飼い主が妊娠前からの感染であれば問題ありません。
ただし、妊娠してからの感染であれば、医師の指導が必要です。
猫も飼い主も陽性の場合
通常安心できる組み合わせです。
ただし、飼い主側の方が妊娠してからの感染であれば、医師の指導が必要です。
さて、寄生虫たちがいかに宿主の脳を操ることができるか、わかっていただけたでしょうか?
いずれ科学が進んで、寄生虫の知恵に追いつくことができたなら、
すごい薬ができるかもしれません。
仕事から帰ったら、旦那さんの食事に「すぐにお風呂に入りたくなる薬」を入れて、
お風呂のお湯には「すぐにベッドに入って眠りたくなる薬」を入れる。
そして、
休日には、「奥様に高価なものを買ってあげたくなる薬」を朝食に入れる・・・。
なんて楽しいのでしょう。
でも、
実は、
もうすでにそのような研究も進んでおり、
あるのです。
その話は、またいずれ。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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