ショートステイだって、『暮らし』の一部。

医療機関

介護保険制度がないと、要介護状態にある時、

在宅生活の維持は難しい。ご家族と一緒でも、

独居の方でも、介護保険サービスは必要だ。

 

だから、介護保険サービスに関して、

的確で、適度な、サービス内容を、

維持・改善し続けなければいけないし、

 

サービス提供者だけでなく、

利用者もご家族も、市民も、

常に関心を持って欲しい。

 

いつかみんな利用するものなんだから。

皆さんの『暮らし』の一部なんだから。

 

 

 

今、在宅医療は変なビジネス化が進みつつある。

人の暮らしを支えるところから残念ながら離れてきた。

人の暮らしを支えるには、介護保険制度が重要になる。

 

手前味噌だが、医師になって6年目に、

介護老人保健施設の専任医師になり、

介護保険制度を学び始めたタナカは、

ハッキリ言って先見の明があった((笑))。

 

とうとう介護保険制度の時代が来た。

 

最近タナカが一番力を入れてるのが、

『サービス担当者会議』の参加だ。

聞く所によると医師はあまり参加しないそうだ。

 

患者さんの『暮らし』を支えたいと考えている僕は、

この担当者会議で介護保険利用方法をみんなで考える。

ケアマネさんの提案にも耳を傾け相談にもどんどん乗る。

 

 

来週予定されている担当者会議の議題は、

ショートステイ利用に関するものが多い。

 

実は介護保険サービスの中でも、

ショートステイ利用が一番難しい。

 

要介護者の在宅生活維持のためには

ショートステイ利用は絶対必要なのだが。

 

利用者も施設にとって一見さんだったり、

ショートステイ時の夜間介護職員さんが、

パートさんや外国人技能実習生さんだったりする。

 

暮らしの一部であるショートステイが、

暮らしの一部にならず、異空間になることも、

残念ながら、ある。そんなわけで、難しい。

 

サービス担当者会議をとおして、

より良い介護保険制度に育てていきたい。

 

在宅の医療分野は、残念だけど、おそらく、

このまま、暮らしの一部から離れるだろう。

 

今こそ介護保険分野が、『暮らし』の救世主だと思う。

そして、もしかしたら、『人生』の救世主なのかもしれない。

 

 

 

暮らしの一部。

貴方の一部。

私の一部。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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