在宅医療がビジネスとなっている。
それも看取りをビジネスにしている。
在宅医療もベルトコンベヤー式に展開し、
ここに来て看取りまでベルトコンベヤー?
看取り難民を救え、みたいな、
キャッチーな言葉の医療機関用広告を見て、
本当に悲しくなった。残念過ぎる。
何が原因かよくわからないが、
死亡者数が、例年と比較して2割増し。
2025年問題も2025年に向って、
あちこちの火葬場が賑わって久しい。
のは、皆さんよくご存じのことだろう。
もうここ5年くらいはお看取りをした後、
すぐに火葬できず、待ちの時間があるが、
それはそれで働き方改革の甲斐もあって、
最期の時を家族や親せきで過ごす時間も、
ぶっちゃけ、増やすことができ、
ベルトコンベアー式葬儀でないところが、
結構、立ち止まる時間が手に入ることで、
忘れてしまった日本人の魂を思い出せる、
そんな素敵な時間になってる気もしている。
そんな中、高齢化率の増加だけでは
説明がつかない超過死亡数2割増しの現実。
原因検索は看取りの場面をよく知る、
在宅医療の専門家に任せたいところだが、
その専門家の口から出てきた言葉が、
看取り難民を救えなんて言う、
マッチポンプな言葉に本気で悲しい気持ちだ。
在宅医療に関わらせていただけることを、
そして、人間の一生において何よりも、
尊厳のある看取りという時間に関われることを、
決して、軽んじたり、ビジネス化したり、
ましてや、ベルトコンベヤー化したり、
なんてことはしてはいけないと、僕は思う。
謙虚に、いつも尊敬の念をもって、
その大切で素敵な時間に臨みたい。
今日お出逢いした患者さん。
白血病の診断を受けた時、
医師から、染色体異常があって、
遺伝子が無茶苦茶になっていると、
説明を受けられたそうだ。
ご自身の生きてきた人生を振り返り、
真面目に、そして、一生懸命に生きてこられたそうだ。
酒も、ほどほど、煙草は全くしない。
化学薬品にも触れないし、ご先祖さまも、
こんな病気にはなったことがないから、
なんで自分の遺伝子がこんな無茶苦茶って言われるんだろう?
もしかして、遺伝子ワクチンのせいなんでしょうか?
って、恐る恐るお尋ねになられた。
タナカの知りうる限りの可能性について、
ご説明させて頂いた。
彼は、こうお返事された。
先生、本当にありがとうございます。
この病気になった時、説明を受けた時、
すごく悩みました。僕自身の中に、
こんなひどい病気の原因があるのかって。
だって、染色体異常で無茶苦茶やって。
だけど、今日先生のご説明で、やっと、
腑に落ちました。原因が僕の中に、有ったものではないって。
本当に本当にありがとうございます。スッキリしました。
どうぞどうぞ、これから、お家での暮らし、お世話になります。
そう言って頭を深々と下げられた。
看取りに関わらせていただく医師として、
遺伝子ワクチンが原因かどうかは明らかではないが、
医療のせいでこんな世の中にしてしまっていることを、
心から謝りたい気持ちでいっぱいになった。
今日は少し書きすぎた。
これを読み、胸を痛める方もいるだろう。
それについては本当に申し訳ない気持ちだが、
このままではこの国を命懸けで守ってきた先人に対し、
示しがつかない。今こそ、しっかり目を見開こう。
現実を知ろう。軽い言葉で、もう騙されない。
僕なんかでは罪滅ぼしにもならないが、
彼の暮らしを全力で支えたいと思う。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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