おはようございます。
楽天証券のiDeCoから9ファンドが除外されるニュースを記事にしました。
除外される商品はアクティブ型のファンドなので、インデックス投資家には直接的な影響はありません。
また、5月15日から楽天証券のiDeCoで「楽天・プラス・NASDAQ-100」が購入できるようになりました。
このように、楽天証券のiDeCoでは最近商品の入れ替えが起こっているため、本日はおすすめ商品を改めて検討します。
楽天証券のiDeCoは「4つ」だけでいい!「楽天・プラス」と「たわらノーロード」で決まり。
「アクティブ型」は全て無視して「インデックス型」から選べばOK
はじめに、楽天証券のiDeCoの商品ラインナップを見てみましょう。
大前提として、ページ下部の「アクティブ型」の商品は全て無視してOKです。
巧妙な罠なので、引っかからないようにしましょう。
上の画像は「アクティブ型」に該当する商品の一部にすぎませんが、この中の「iTrust 世界株式」、「セゾン資産形成の達人ファンド」、「iTrust 日本株式」、「MHAM日本成長株ファンド」、「フィデリティ・日本成長株・ファンド」の5つが除外される見込みです。
このように、アクティブ型は手数料が明らかに割高で、良質なファンドを選ぶのが非常に難しいため、初心者は手出し無用と覚えておきましょう。
「楽天・プラス」が購入できるのが楽天証券iDeCoの強み!
「アクティブ型」を全て無視することになったので、次は「インデックス型」を見ていくことになります。
以下の画像は、インデックス型のうち、iDeCoでコアにすべき「外国株式」の5商品、「国内外株式」の2商品を抜き出したものです。
ぶっちゃけた話、このリストに載っている商品ならどれ買っても大丈夫なんですが、楽天系の商品の中で、
・「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」
・「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」
の2つは、発売時期が古く、手数料がやや割高です。
これから投資するのであれば、コストが業界最安レベルの「楽天・プラス」シリーズから選ぶのがよいでしょう。
王道は、
1) 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド(米国株ならこれ)
2) 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(全世界株ならこれ)
です。
より銘柄数を絞ってリスクが高くなってもよいので高リターンを狙いたいという方には「楽天・プラス・NASDAQ-100」もよいですが、一部の人に限られるでしょう。
「たわらノーロード先進国株式」が対抗馬
このように、「楽天・プラス」シリーズが無双しているので、他の大半の商品を選ぶ理由はありません。
楽天証券のiDeCoなので、自分の会社の商品に力を入れるのは当然ですね。
楽天・プラス以外の商品の中で、唯一投資する価値があると私が考えているのが、
・「たわらノーロード先進国株式」
です。
投資する指数は「MSCI KOKUSAI インデックス」で、これは日本を除く先進国市場に広く分散投資する指数です。
発売時期は2015年12月なのでもうすぐ10年を迎えます。
基準価額は約34,800円と10年で約3.5倍に増えており、純資産総額も約7,700億円と申し分ありません。
信託報酬も0.09889%と非常に低コストです。
オルカンなどの登場で先進国株インデックスはあまり人気がありませんが、「たわらノーロード先進国株式」は隠れた優良商品だと思います。
まとめ
楽天証券のiDeCoのおすすめ商品をまとめました。
「アクティブ型」の商品は全て無視し、「インデックス型」のうち、「楽天・プラスシリーズ」もしくは「たわらノーロード先進国株式」を選ぶのがよいでしょう。
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iDeCoは60歳まで引き出せないので、貯金ゼロの人にはおすすめできません。
投資を始めてお金が増える経験をすると、貯蓄のモチベーションも上がると思います。
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若い方であればiDeCoで運用した方がよいでしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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