デイケアやデイサービスは暮らしを支えるためにある。本当に思っていること。

医療機関

デイケアの利用は、今回は出来ません。

 

認知症で、数年通い続けていたデイケア。

彼にとっても、彼のご家族にとっても、

そこは無くてはならない場所だった。

人生の最終段階を迎え、最後の時に臨む時、

本当は、愛したこのデイケアを利用したかった。

 

認知症の方が、がんを患って、いよいよが迫っている。

無くてはならない場所は、がんの進行には無力だそうだ。

果たしてそうなのだろうか?それでいいのだろうか?

 

デイケアやデイサービスは暮らしを支えるためにある。

病状が進行した時、なぜか利用が出来なくなることが多い。

 

外国の地域を支えるナーシングホームや、

時々話題にあがる病児保育こども園なんかを、

ちょっと、ここに当てはめて考えて欲しい。

 

体調が良ければそれほど利用は必要ではない気がする。家で自由に過ごされておられるし。

体調不調時にこそ利用できる。それこそが本当の意味の通所サービスではないだろうか?

 

通所サービスの主語はどこにあるのか。

患者本人か、家族か、サービス提供者か。

 

在宅医療に関係する世界は、最近なにかがおかしい。

医学教育の中の噓。これが医療界に影を落としている。

このことは今日は、書かないでおく。

 

在宅医療界のオピニオンリーダーたちは、

本気で患者のリビングウィルを守れるのか?

今、自戒の念を込めて、このブログを書いている。

 

 

 

デイケアを断られた患者さん。医療依存度を下げ点滴を止めた。

部屋中が血生臭い状態だったのが、週明けには、出血が止まり、

匂いがしなくなった。おトイレに行く時の奥様の手つなぎ介助が、

とっても素敵で穏やかでこの時間でザイタクを踏み留まっている。

 

本来、デイケアやデイサービスの目指すところは、ここではなかったか?

 

もう僕らは、黙っていられない。

ザイタク文化は始まったばかりだ。

 

 

 

今日は、話題とはあまり関係ないお写真です。

 

 

ぼくはいつもここにいるよ。

きみはそのままでいてよ。

今日もありがとうございました。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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