
おはようございます。
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)は、インカム狙いの米国株投資家から大人気のETFです。
一方で、本家VYMは米国ETFなので、ドル建てでの取引が必要、ニューヨーク時間(夜間)での取引など、初心者にはハードルが高いです。
そこで便利なのが、SBIや楽天から発売されている「VYMに投資でき、年4回分配金がもらえる投資信託」です。
本日は、VYMの概要や魅力から、SBIと楽天のVYMファンドの特徴まで徹底解説します。
お忙しい方向けに、60秒でサクッと学べるショート動画も用意しましたので、ご興味ある方はぜひ!
VYMに投資できるおすすめ投資信託2選
VYMとは?米国高配当株ETFの基本情報
VYMの正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」です。
米国の高配当株約500銘柄に分散投資でき、過去10年のリターンが+171%(約2.7倍)と、株価と配当成長のバランスに優れています。
直近の配当利回りは約2.6%と、他の米国高配当株ETFのSCHDやHDVより低めです。
個別銘柄を1つ1つ選ぶ必要がなく、ETF一本買うだけで幅広く分散投資できるのが最大の魅力です。
VYMの魅力:安定感・分散効果・増配傾向
VYMの魅力は以下の3点です。
1) 安定して配当を出す大型・成熟銘柄中心なので安定感が高い
2) 約500銘柄分散でセクターの偏りが少なく、バランスが良い
3) 長期増配傾向でインフレにも強い
実際、VYMの配当金は過去10年で約1.7倍に成長しています。
近年は日本でもインフレが加速していますが、VYMの配当はインフレに負けない成長を見せています。
ここからは、SBI証券と楽天証券から発売されている「VYMに投資できて分配金が年4回もらえるファンド」を2本ご紹介します!
SBI・VYM(SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド)の特徴
1本目は、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)です(以下、SBI・VYMと略します)。
SBI・VYMは本家VYMに間接的に投資できるファンドなので、主な特徴はVYMと変わりません。
信託報酬は年0.1238%と低コストです。
さらに、SBI証券の場合はSBI投信マイレージで0.022%のポイント還元がありますので、実質的なコストが低くなります。
新NISAは「成長投資枠」のみ対象です。
分配金は2月、5月、8月、11月の年4回となっています。
本家VYMの場合、原則として配当は米ドルで振り込まれますが、投資信託を使うと円でもらえるので便利ですね。
楽天・VYM(楽天・高配当株式・米国VYMファンド)の特徴
2本目は、楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型)です。
こちらも本家VYMに間接的に投資する商品ですので、主な特徴は同じです。
信託報酬は年0.192%と、SBI・VYMより割高です。
2025年3月発売の新商品で、NISAは成長投資枠のみ対象です。
楽天・VYMも悪くはありませんが、投信残高ポイントなどのポイント還元がなく、SBI・VYMより信託報酬が割高なのでお得感は低いですね。
投資時の注意点とVYMファンドの立ち位置
これらVYM関連ファンドに投資する時の注意点などを見ていきます(下図参照)。
VYMは高配当の成熟銘柄が中心なので、金融や資本財、ヘルスケアなどのセクターが上位を占めます。
GAFAMのようなメガテックは含まれませんので、株価成長性ではS&P500などのインデックスに劣る可能性が高いです。
とはいえ、VYMは長期増配傾向にあり、配当だけでなくある程度の株価成長も期待できるバランスの良さが魅力です。
米ドルに両替せず、全て日本円のままVYMに投資できるのは便利ですね。
まとめ:VYMファンド2選まとめ:SBIと楽天の比較ポイント
VYMは安定した配当と分散効果が魅力の米国高配当株ETFです。
円建てで投資できる投資信託としては、低コストでポイント還元もあるSBI・VYMが優位ですが、楽天・VYMも選択肢の一つです。
ご自身の証券口座やコスト感を踏まえて活用しましょう。
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