
おはようございます。
本日は、「NF・米国株S&P500配当貴族ETF(364A)」をご紹介します。
S&P500の中でも、25年以上連続して増配を続けている“超優良企業”に投資できるETFで、「安定した配当」と「長期の資産成長」を両立したい方におすすめの一本です。
信託報酬も年0.1155%と非常に低コストで、長期データでは配当貴族指数はS&P500全体のリターンを大きく上回っています。
暴落局面に強いのも特徴で、初心者でも安心して保有できる商品です。
お忙しい人向けに、60秒でサクッと学べるショート動画を用意しましたので、よろしければどうぞ!
NF・米国株S&P500配当貴族ETF(364A)は安定配当で暴落に強い!
364AはS&P500配当貴族指数に連動するETF
NF・米国株S&P500配当貴族ETF(364A)のベンチマークは「S&P500配当貴族指数」です。
これは、S&P500を構成する約500銘柄のうち、25年以上連続で配当を増やしてきた69銘柄で構成される指数です。
信託報酬は年0.1155%と非常に低コストなので、安心して投資できます。
純資産額はまだ約5億円と小さいため、取引量が少ない点には注意が必要ですが、今後人気が高まれば改善が期待できます。
1口あたりの価格は2,000円前後と少額から投資可能で、新NISAの成長投資枠対象となっています。
S&P500配当貴族指数とは?
S&P500配当貴族指数は、S&P500の中から以下の条件を満たす銘柄を厳選して構成されています(下図参照)。
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25年以上連続で増配していること
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時価総額が30億米ドル以上
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銘柄ごとのウェイトは均等(3か月ごとにリバランス)
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構成銘柄は年1回見直し
長期にわたり安定した利益成長と株主還元を続けてきた企業のみが残る仕組みになっています。
構成銘柄には、P&G、コカ・コーラ、ジョンソン&ジョンソン、マクドナルドなど、世界的に有名なブランドが並びます。
セクター構成を見てみよう
S&P500配当貴族指数のセクター構成を見ると、
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生活必需品:24%
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資本財・サービス:20%
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金融:13%
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素材:11%
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ヘルスケア:10%
となっており、生活必需品と資本財セクターだけで全体の約45%を占めています(下図参照)。
情報技術(3%)やエネルギー(3%)といった景気変動に左右されやすい分野の比率は低く、代わりに長期にわたって安定したキャッシュフローを生み出す企業が中心です。
歴史の長い大型・成熟株を中心とした堅実なポートフォリオがこのETFの特徴です。
配当貴族指数の長期実績は?
過去35年間のパフォーマンスを見ると、S&P500配当貴族指数はS&P500を上回るリターンを記録しています。
1989年末を100とした場合、
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S&P500は約3,396
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S&P500配当貴族は約4,921
と大きな差がついています(下図参照)。
特筆すべきは、暴落局面でも安定して下支えする配当の存在です。
連続増配企業は不況時でも黒字を維持し、減配を回避する傾向が強いため、長期で見れば配当の積み重ねがトータルリターンを押し上げているのです。
好成績の理由は暴落に強いこと
S&P500配当貴族指数がS&P500を上回ってきた最大の理由は、下落局面での強さにあります。
2000年代のITバブル崩壊や2008年のリーマンショックなど、市場全体が大きく下落した時期にも、配当貴族は比較的下げ幅が小さく抑えられています。
また、株価の戻り局面では、安定配当を評価した資金が再び流入しやすい傾向があります。
まとめ:安定した配当と長期リターンを両立したETF
NF・米国株S&P500配当貴族ETF(364A)は、安定した配当と長期のリターンを両立したい人に最適なETFです。
暴落に強く、長期保有にも向いているため、新NISAの成長投資枠でじっくり積み立てていくのにぴったりです。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ







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