-3.5℃
きのうの予報までは下がらなかったものの、
ちょっと冷え込んだ朝
そろそろ毎朝の窓の結露拭きに
忙しい季節だ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
以前テレビで
こんな光景を目にしたことがある
それはアメリカの病院
体調が悪くて
病院に行ったと思われる黒人女性
院内の廊下の椅子に腰かけていたのだが、
そのうちに廊下に倒れてしまった
場所は、病院
誰かがすぐに
助けに来てくれるものと思っていた
が、誰も彼女を助けようとはしない
近くを通る看護師たちも
見て見ぬふりで素通り
そんなことが何度もあった
そうこうしているうち、
男性の看護師だろうか
廊下に倒れている女性が
「邪魔だ」と言わんばかりに
彼女を足蹴にした
そこは病院
病気を治してくれるところ
命を救ってくれる場所
なのに医療従事者たちは
誰一人として彼女を救おうとしない
「なんてことだ...」
それは彼女の肌の色が違うから?
それとも、
彼女に治療費が払えないと思ったから?
状況から察するに、
このようなことは
日常茶飯事なのだろうか
日本には“国民皆保険”がある
“高額療養費制度”もある
それに比べアメリカの医療費は
かなり高額なイメージだ
それでなくてもがん治療は
決して安いものではない
「アメリカのがん治療費は、
どうなっているのだろう...」
...ということで、
アメリカの医療費を少し調べてみた
【がんの治療費】
○肺がん(早期)
・手術と化学療法
⇩
約40~60万ドル
(約6000~9000万円)
○乳がん
・部分切除とホルモン療法
まさに私がやった治療
⇩
約30~50万ドル
(約4500~7500万円)
払えるわけがない
◎日本のような“国民皆保険”が存在しない
◎医療は基本的に市場原理で動いているため、
医療機関ごとに自由な価格設定が可能で
たとえ同じ治療であっても
医療機関によって費用に大きな差が出る
【保 険】
◎民間の保険に加入していれば、
自己負担額は年間最大5000ドル
(約750000円)程度に
抑えられるケースもある
それでも高い
◎ただし、保険の内容によっては
カバー範囲が大きく異なり、
保険に入っていない人は
自己破産に至るもケースも少なくない
病気もしていられない
◎多くの人は“雇用主提供の保険”に
頼っているのが現状
(保険のために
定年後も働き続けている人もいる)
◎低所得者や高齢者向けの公的保険もあるが、
カバー範囲や質には限界がある
≪医療保険料の平均(月額)≫
○個人プラン
約477ドル(約7万2000円)
※州や年齢によって変動
○家族プラン
約1872ドル(約28万3000円)
※企業提供の保険の場合
○自営業者・個人加入
約200~600ドル(約3~9万円)
※保険内容によって
大きな差がある
保険料もバカ高い
◎治療は保険だけでは賄えず、
さらに自己負担も発生する
・免責金額
年間で一定額までは全額自己負担
・定額負担
診察ごとに支払う定額
(例:30ドル)
・割合負担
治療費の一定割合を負担
(例:20%)
【アメリカのがん治療と
経済的理由による断念】
◎治療を受けられない理由
・保険未加入者は
治療費が全額自己負担になるため、
数千万単位の費用が払えず
治療を諦めることも
・保険加入者でも
免責額や自己負担が高く、
治療を遅らせたり中断するケースも
・治療の選択肢が限られる
(最新の薬や
治療法が保険適用外の場合、
選べないことも)
※がん患者の3割が「経済的理由で
治療を遅らせた経験がある」との
調査報告もある
私も治療費が払えず、
治療を途中で
やめようと思ったことがある
もちろん日本でも、
そのようなは話は少なくない
「医療費を捻出するために働いている」
という話も珍しくはない
【それでも救いはある】
◎無保険者のために
無料診療所を運営する医師たちがいる
◎医療格差に抗う、
黒人女性医師のネットワークがある
◎路上の人々に医療を届ける
移動クリニックをする人たち
◎人種差別に抗議し、
医療現場の偏見をなくそうとする
看護師たちの連帯運動の存在
本当は、
このような活動がないのが
理想の医療なのだと思う
『お金がある=命が助かる」
そんなことは、
あってはならないはずなのに...
命は平等のはずなのに...
『治療費は、命の値段』なのだろうか
ここが日本でよかった...
今日の晩ご飯
○ほっけの昆布醤油一夜干し
○ほうれん草の卵とじ
○さつまいものレモン煮
○油揚げとたまねぎのみそ汁
ようやくステロイドの副作用の
味覚障害がほぼなくなり、
ごはんがおいしく
食べられるようになった
“おいしい”と感じられるありがたさを
改めて感じる...
今日の月
あしたは今年の満月で
一番大きく見える“スーパームーン”
観られるといいね
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Source: りかこの乳がん体験記




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