
おはようございます。
本日は、「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」をご紹介します。
VYMは米国高配当ETFの王道と言える商品で、500銘柄と広範囲に分散された安心感に加え、配当と株価成長のバランスが優れたETFです。
HDVやSPYDなど他の高配当ETFと比べて配当利回りは劣りますが、トータルリターンでは最も優秀なので、長期保有に向いています。
60秒でサクッと学べるショート動画も用意しましたので、よろしければどうぞ!
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)を徹底解説
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)の概要
VYMは、米国の高配当株約500銘柄へ分散投資できる高配当ETFです。
インカムと長期成長の両方狙える商品で、純資産総額は約10兆円と圧倒的な規模を誇ります。
市場で長く支持されている理由として、安定感のある高配当株を幅広く取り入れている点が挙げられます。
直近の配当利回りはおおむね2.5%前後です。
一方、値上がり益も十分に期待でき、過去10年で+200%超のリターンを実現しています。
「高配当株=成長しない」というイメージを払拭するパフォーマンスです。
米国株全体に長期投資しながら、安定したキャッシュフローも重視したい人にとって、VYMは優良な選択肢と言えるでしょう。
VYMの魅力は?
VYMの魅力は大きく3つあります。
1つ目は、大型・成熟企業を中心に構成されているため値動きが比較的安定している点です。
個別株で高配当銘柄を選ぶとどうしても業績悪化に伴う減配リスクを抱えますが、VYMは分散によってそのリスクを薄めています。
2つ目は、セクターの偏りが少なくバランスの良い構成になっている点です。
金融・資本財・ヘルスケアなど景気耐性のある業種を中心に据えつつ、生活必需品や通信なども適度に含んでいます。
過度に一つの分野へ依存していないため、長期保有しやすいETFです。
3つ目は、長期的に増配傾向が続いているという点です。
配当金は過去10年で約1.7倍に成長しており、インフレに対しても耐性があります。
ほったらかし投資でも配当が自然と育つというメリットがあります。
VYMはコストが安い
VYMは、経費率が0.06%と非常に低いのが特徴です。
SBIや楽天が提供するVYMの投資信託版と比較すると、コスト面では大きな差があります。
長期投資では、わずかなコスト差でも最終的なリターンに大きな影響が出るため、低コストは大きな魅力です。
投資信託版は購入しやすさなどのメリットがありますが、純粋なコスト面では本家VYMが圧倒的に有利です。
構成銘柄トップ10は?
VYMの構成銘柄トップ10を見ると、米国を代表する優良企業が並んでいます。
ブロードコム、JPモルガン、エクソンモービル、ウォルマートなど、いずれも長期的に利益を積み重ねてきた歴史ある企業ばかりです。
特徴として、GAFAMのような超成長株は含まれていません。
これは高配当株ETFという性質上、成熟企業が中心となるためです。
配当と株価成長の両面で安定感の高い構成となっている点が、VYMの強みと言えるでしょう。
ポートフォリオは時価総額加重で構成されるため、米国市場全体の動きにもついていきやすく、個別企業の影響が過度に大きくなりにくい点も安心です。
セクター構成は?
VYMのセクター構成では、金融、資本財、ヘルスケアが上位を占めています。
いずれも長期的に利益を安定して生みやすい業種です。
ディフェンシブ寄りの構成となっており、景気後退局面でも極端に下落しにくい傾向があります。
一方で、テクノロジーや一般消費財も一定割合含まれており、成長性を取り込んだバランスの良い構成になっています。
高配当と成長を両立させるポートフォリオとして、長期投資に向いた安定感のあるETFです。
まとめ:VYMは長期投資の王道となり得る高配当ETF
VYMは、米国の大型高配当株に広く分散でき、インカムと成長の両方を狙えるETFです。
低コストで長期保有に適しており、配当も過去10年間で大きく成長しています。
安定感のある構成なので、初めての米国高配当ETFとしても使いやすい選択肢と言えるでしょう。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ







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