食べたい。

医療機関

食べるということ。

 

大切だけどホントにいろいろある。

摂食嚥下障害は、すごく奥が深い。

 

 

喉や首の沢山の小さな筋肉の動きで構成される。

 

わかってることと、わかってないことがあって、

まだまだ未知の分野であるけれども、そこには、

もちろん心理的なことも大きく影響し、実は、

食べれる時と食べれない時が出てきたりする。

 

食べたいものや、一緒に食べたい人や、

食べたい場所や時間、お店で食べたり、

お家が良かったり、寝ころんでだったり、

ちゃんと座って食べたり、等々千差万別。

 

 

誤嚥性肺炎が、疑われる時、簡単に手っ取り早く、

食べるのを中止にしたくない。例えばなんだけど、、

足がヨボヨボのおじいさんが、椅子から立ち上がりどこかへ、

歩きたい方へ向かっていく時、歩くのを制止するのではなく、

目的地へ辿り着けるように、介助方法や、補助具を考えたり、

転倒の仕方を練習したり、転倒後のリカバリーを練習したり。

こんな風に、歩行障害でかかわることが出来るんだから、

摂食嚥下障害であっても、そうしたい。

 

 

今、ザイタク患者さんの摂食嚥下障害に、

かかわるみんなで勉強会を重ねている。

あっちのヘルパーさん達、こっちの訪看さん、

もちろんそばで暮らすご家族さん、みんなと、

「食べたい」を学んでいる。

 

ポイントは三つ。これらなら統一が出来る。

ペーシングとポジショニングとリカバリー。

 

さあ、最後まで「食べたい」を諦めない。

これこそが、終末期リハビリテーション。

 

そうそう、2月14日土曜日の森田先生との講演会で、

このあたりのことも、本音で本気で話してみたい。

3月1日大阪である日本減薬学会の前哨戦にしたい。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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