
おはようございます。
「分散投資」は長期投資成功の鍵を握る要素の1つです。
しかし、XなどのSNSでたまに分散投資の意味を勘違いしている方がいらっしゃいます。
投資信託やETFであったとしても、複数の銘柄に分散した方がリターンが良くなると考えている方がいるのです。
資産形成って結局のところ、
「リスク資産(株など)の総額」 x 「保有年数」
で決まります。商品の中身も大事だけれど、自分の中で「これから一生保有し続けられる」と思える銘柄に出会えるかはもっと重要だと思います。
もし出会えたらできるだけ大胆に投資することですね😊— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) April 4, 2024
実際には、eMAXIS Slimオール・カントリーや楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドであれば、1つの商品で全世界47カ国の2900銘柄以上に分散投資ができています。
つまり、オルカンだけで個別株2900種類以上を保有していることに等しく、それ以上の分散は必要ないのです。
インデックス投資(投資信託・ETF)では銘柄分散は意味がない
投資信託やETFの場合、銘柄数を増やしてもリスクは下がらない
株式投資で自分の身を守るためには、「適切な分散」を心がけることが重要と言われています。
どういうことかと言うと、わずか2〜3銘柄だけ保有している状態に比べて、銘柄数を増やして分散させた方がポートフォリオ全体のリスクが低くなるのです。
銘柄数分散によるリスク低減効果は10〜20銘柄までが大きく、それ以降は小さくなることが分かっています(下図参照)。
個別株中心のポートフォリオの場合、最低でも10〜20銘柄へは分散した方がよいでしょう。
上記はあくまで個別株の話であり、投資信託やETFでは当てはまりません。
なぜなら、投資信託やETFの大半は「株式のパッケージ商品」なので、初めから数十〜数千銘柄に分散されているからです。
特に理由もなく、あれもこれもと多くの投資信託を抱えている人がいますが、あまり意味はないでしょう。
インデックス投資で重要なのは「銘柄数」ではなく「指数の中身」
投資信託やETFの場合、自分がこれから投資しようとしている商品の中身を知ることの方がはるかに重要です。
インデックス型の商品の場合、その商品の指数(インデックス)への理解を深める必要があります。
投資信託やETFは数十〜数千銘柄に分散されていることが多いですが、その「分散の範囲」は商品によって大きく異なるからです(下図参照)。
オルカンとS&P500では分散の範囲が大きく異なる
たとえば、
「オルカンなら全世界47カ国の2900銘柄以上に分散」
ですが、
「S&P500だと米国の大型株500銘柄への分散」
と範囲が狭くなります。
日経225やTOPIXは日本市場の大部分をカバーしていますが、逆に言えば日本市場しかカバーしておらず、
日本市場が世界全体に占める割合が5-6%程度であることを考えると、残りの95%には投資をしていないことになります。
eMAXIS Slimオール・カントリーは1本で世界分散が完結する
弊ブログでは、初心者の方はまずeMAXIS Slimオール・カントリーや楽天・オールカントリーといった全世界株インデックスファンドで投資を始めることを推奨しています。
できるだけ広範囲に分散投資しておくことで、特定の個別株や国・地域に依存するリスクをゼロに近づけることができるからです。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の目論見書から引用
また、オルカンであれば初めから世界市場全体にまんべんなく投資ができているため、他の商品を何も加える必要がありません。
投資初心者の悩みの多くはどの商品に投資すべきかという「商品選択」にありますが、その悩みがゼロになるのは長期投資においては非常に有利です。
「何を買うか?」という悩みから解放されれば、「その商品の積立金額を増やすにはどうしたらいいかな?」というプラスのアイデアが生まれやすくなります。
投資自体はシンプル化し、自分のやるべきことを明確にした方が資産形成は上手くいく確率が上がるのです。
まとめ:インデックス投資では「銘柄分散」より「長く持てる1本」を選ぶことが重要
投資信託やETFをたくさん保有することは「分散投資」ではありません。
自分が投資している商品の指数(インデックス)について理解を深め、自分が心から納得できる商品に出会えたら、後はその商品に一点集中でOKです。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ





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