おはようございます。
株式投資の世界で長年生き抜くために必須、かつ最も重要なスキルの1つが現金を含めたトータルの資金管理能力だと思います。
お金のバランス感覚とでも言いますか、限られた現金を使って攻める時と守る時の攻守の切り替えが上手な人は投資に向いていると思います。
自分にはそういった才能がないと認識している方は、初めから自動積立一本に絞った方がよいのかもしれません。
2018年の年末は珍しく株安に振れていますので、絶好の買い場だと思いますが、株式のバーゲンセールでは通常のショッピングのセールと異なった難しさがあります。
株式のバーゲンセールはいつ終了するか分からないから資金管理が難しい
「株式のバーゲンセール」というが、株式のセールには独特の難しさがある
TwitterなどのSNSでは、株式市場が暴落しますと「株式のバーゲンセール」などと表現されますが、ショッピングのセールのようにやみくもに購入すればよいわけではありません。
それは、株式の場合はバーゲンセールがいつ終了するかが誰にも分からないからですね。
楽天スーパーセールのように、◯月◯日から◯月△日までとセール期間が決まっていれば、自分の手元にある現金と相談して計画的に買い足すだけのことです。
また、ショッピングのセールのようにセール期間中の価格がほぼ一定であれば、いつ購入しても変わりませんから買いの決断がしやすいです。
株式の場合は、予告なくセールが開始され、しかもセール期間中の価格が常に変動し、セールがいつ終了するか分からないところに難しさがあります。
株式セール時の資金管理能力の重要性
株式のバーゲンセールはいつ開始していつ終了するか分かりませんので、その間の資金管理を誤りますと、現金が底をついて買いたくても買い足せないという状況になります。
そして、買いたいのに買えない状況というのは一度経験すると分かりますが、大変ストレスフルです。
私が最もストレスを感じる状況であり、最も避けたい状況となります。
株式投資では、一気にアクセルを踏みすぎるとゴールが来るまでにガソリンが切れてしまいます。
一方、ガソリンをケチって省エネで運転しすぎますと、その後に大きな成果を得ることができません。
ゴールと同時にガソリンがほぼ無くなり、その後株式市況が上向くというのが理想的ですが、ゴールの位置が誰にも読めないレースである点が難しいのです。
自分の性格をよく理解して、自分に合った方法で攻める
このように、資金管理の上手さというのは株式投資の最重要スキルの一つだと思います。
長年投資の世界に身をおいている方は、過去の経験から自分の性格をよく理解している方が多いです。
・自分は少し株価が下がっただけでつい買いすぎてしまうので自制しよう
・自分は株価が下がってもなかなか攻めきれないので、今回は早めに動き出そう
このあたりの塩梅には絶対的な正解はありませんが、今までの自分の失敗から学び、徐々にスキルを上げていければと思います。
私自身は、少し価格が下がるとえいっと飛びついてしまいやすいので、今ではぐっと我慢してゆったりと相場と向き合うように心がけています。
自分のインカムの太さと数を再確認しておく
限られた現金をうまくコントロールする技術が重要であるのと同時に、いかに自分に流れ込んでくるインカムの流れを太く・多く確保するかも重要です。
インカムの流れを複数持ち、その1つ1つの収入源の川の流れが太ければ、資金管理で少々の失敗があっても、余裕でリカバーすることができます。
・毎月自分の手元に流れ込んでくるお金の流れはいくつあるのか
・1つ1つの川の太さはどの程度か
・川の流れは景気に左右されず安定しているか、それともすぐに枯渇しうるのか
こういったことを常日頃から考えておくと安心です。
収入源が1箇所だけで、その川の流れが細く、しかも景気敏感な職種である場合には資金管理には相当神経質になる必要があるでしょう。
川の数や太さというのは一朝一夕には増えませんので、株式の暴落時を除いては、むしろインカムの川の数や太さを大きくすることに集中した方が理にかなっているのかもしれません。
まとめ
株式のバーゲンセールは予告なく開始され、いつ終了するか誰にも分からず、セール中の価格が刻一刻と変動する点に難しさがあります。
複数の分厚い収入源を確保している方はよいですが、それ以外の方はセール中の資金管理能力が問われると思います。
こんな記事も書いています。
インデックス投資であれば、素人が下手な行動を起こすよりもホールドし続けた方がよいかもしれません。
ETFでは高配当とまではいきませんが、株価と比較すると配当金の値動きは小さいので安心感があります。
今の相場を見ていますと、今年の冬のボーナスに関しては物よりも株式を購入した方が将来の備えになりそうです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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