進行肝臓がんの治療 テセントリク+アバスチン療法にカテーテル治療を加える3つの理由

外科医

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みなさま
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

進行肝臓がんの最近のトレンドを一つご紹介

全身の抗がん剤治療が主流になった
進行肝臓がんの治療

多くの場合、
テセントリク、アバスチン
イミフィンジ、イジュド
オプジーボ、ヤーボイ
など

免疫を活性化する点滴を勧められると思います

このような全身の抗がん剤治療を加えつつ、
途中で
肝臓内の病変をさらに制御するために
カテーテル治療を加えるという考え方
が

少しずつ育ってきました

たとえば、この患者さま

3年前に
ステージ4Bで岩本内科に来院

来院時、
肝臓内に10cm大のがんを中心に複数
そして、
肺転移多発の状態

通常の余命は1年以内とされるがんの進行状況でした

肝臓内の病変がかなり進行していたので、
まず、
がんカテーテル治療と
レンビマを組み合わせて、

3ヶ月程度で
肝臓内の病変を
完全に制御
し

肺転移に対して
テセントリク+アバスチン療法を導入

50個以上あった肺転移は
2年の経過で4-5個まで減少という状況
でした

今回造影CTで、
肝臓内の病変の再発を疑い

スライド3

肝臓内の病変を治療するために
追加の門脈動脈同時塞栓療法
を行いました

スライド4
スライド6

テセントリク+アバスチン療法をしながら、
中断して、
カテーテル治療を入れる意義は、
いくつかあって、

一つ目は、

この方のようにテセントリク+アバスチン療法が長くなってくると
アバスチンが長く投与されていることによる副作用が問題になってきます

具体的には
タンパク尿、アルブミン低下、肝機能低下、腹水、肝性脳症

なので、アバスチンを休憩するために
カテーテル治療を入れる

二つ目は、
カテーテル治療で
がんを壊死させると
がんの抗原が放出
されます

がんの抗原とは、
がんががんであると分かる名札のようなもので、
これを免疫細胞が認識します

免疫を活性化するテセントリクの効果を高める可能性があります

三つ目は、
カテーテル治療で
肝臓内の病変を壊死させ
縮小させることができれば、

大きくなるまでの期間が延びます

肝臓内の病変の進行は
命に直結するので、
できる限り、肝臓内の病変は抑えておきたいのです

この三つの理由により、
テセントリク+アバスチン療法の合間に
カテーテル治療をいれる意義があると思っています

この方も
こういう考えで、
すでにステージ4Bの状態で3年以上
お元気
まだまだ、お元気でいていただけると思います

さて、
今日は6件の治療です

ガンばりますか

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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