門脈動脈同時塞栓療法 肝臓がんの質の高いカテーテル治療

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今日は、
鹿児島に出張です

専門医向けのセミナーを頼まれたので、
講演
をしてきます

治療や毎日の診療を行いながら、
講演をするのは、なかなかハードな毎日です

ですが、このような機会を頂けるのはありがたいことだと思います

本日、ご紹介は
門脈動脈同時塞栓療法を行った
肝臓がんの患者さま

肝機能と年齢の影響で
肝切除が難しく、
ラジオ波焼灼療法も難しいとの判断で

岩本内科に来られた患者さまです

九州の他県から来院されました

ご高齢ですが、とても元気な方で
100歳まで!を目標に
こちらも、気合が入ります 

肝臓のS4/8と呼ばれる場所
2cm弱の
再発病変を認めておりました

スライド2

マイクロカテーテルを
がんの栄養動脈まで超選択的に挿入

そこでアンギオCTを行い、
確実にがんの栄養動脈なのかを確認します

スライド4

そして、混和したリピオドールと抗癌剤を
ゆっくりと投与

そうすると、がんが存在する肝臓の領域の
末梢門脈が見えてきますので、
そこでリピオドールの投与は終了

ジェルパートと呼ばれる
血管塞栓剤に切り替えて、

がんの血流を完全に遮断します

この一連の流れが
門脈動脈同時塞栓療法です

治療後のCTでは、完全な形で
薬剤が貯留しています
ので
これで今の段階ではがんはしっかりと治療できたことになります

スライド5

時間としては、30分程度の手技で今回は終わりました
治療後も、ほとんど肝臓への影響はなく、
1週間程度で元気に帰られます

1か月後の外来フォローで
治療した病変がどうなっているかを確認します

肝機能へも影響なく、
治療を行い、元気に帰っていただける治療なのです

それが、門脈動脈同時塞栓療法です

さて、鹿児島で何、食べようかなと・・考えつつ
もうそろそろ出発です

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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