がん患者の居場所 ~『第195回 がんサロン』~

その他

-4℃

少し冷え込んだ朝

空は雲ひとつない快晴

が、ここのところの強風で
薄茶色に濁っている

そんな空ではあるが、
美しいハロが出た

2026/04/15 ハ ロ

太陽の下の部分だけだが
きれいな虹色だ

が、すぐに消えてしまった

美しいものはいつも儚い

そして今日は、
月に一度の『がんサロン』

ここのところの
股関節悪化のため、
早く歩く自信もなく、
長距離を歩く自信もなく...

...ということで、
いつもより1本早いバスで行くことに

歩く速度を考慮し
少し早めに家を出るも、
ちょっと早すぎた...

結局バス停で10分待つ羽目に

10分立っているのは
股関節にはかなりの負担だ...

  しかも
  肩に掛けているバッグが重すぎ

目的地のバス停で降車し、
股関節壊しの坂(旧:心臓破りの坂)を
無事に上りきり、
見えてきたのはいつもの公園

2026/04/15 がんサロン ①

入り口には、
いつものこぶしの木がお出迎え

枝をよく見ると花を咲かせている

こぶしは、
“春を告げる花”と言われているらしい

ようやく春だ

2026/04/15 がんサロン ②

中に足を踏み入れると、
さすがにもう雪はない

先月はまだ雪が残っており、
ここで足止めを食らった

2026/04/15 がんサロン ③

草木も少し色づいてきた

それにしても
不思議な雲が広がっている

2026/04/15 がんサロン ④

なんとなく、
雨粒が落ちてきそうな空だ

「お願いだから降らないで...」

そう祈りながら
サロン会場へ急ぐ

2026/04/15 がんサロン ⑤

「こういう場があってよかった」――

参加者の多くはそう口にする

日常の中では、
やはり“がん”という言葉はご法度だ

つらさや不安、
痛みを話したところで
理解してもらうのは難しい

離れていく人もいれば、
過剰に心配してくれる人、

また、
「そんなことばかり言っていないで
 頑張って」と、
励ますつもりで言葉をかけてくる人...

「やっぱりがんになっていない人は、
 がんのことはわからないよね」

それがいつも結論だ

『がんサロン』は、
寄り添いと共感の場所

「独りじゃない。仲間がいる」

そう知ることは、
がんと向き合っていく上で
とても大きな意味があると思う

サロンが終わり、
それぞれの日常へ戻ってゆく、
みんなの背中を見送る

その先に、
それぞれの人生が待っている――

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Source: りかこの乳がん体験記

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