肝臓がんと闘う;それぞれの治療のリスクも理解しながら、最善を選択する

外科医

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みなさま
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

診療、治療、出張、講演で、2週間
お休み無しで
ガンばりました

やっと、今日の日曜日でお休みです

中国での講演から、
先週は、新潟で開催された肝臓学会に参加

ランチョンセミナーで、若手、中堅医師向けの教育的な講演をさせていただきました
思った以上に人も集まったので、やりがいがありました

講演はまだまだ続きます

さて、本日、ご紹介するのは、

関西から来院された
進行肝臓がんを患う方
肝臓内に多発するがんを認めている状態

スライド13

前医では化学療法が行われ、
また、そのほかの局所療法、ラジオ波焼灼療法、重粒子線治療も受けてこられた経緯
があります

それぞれの局所療法の注意点を書かせて頂きます

ラジオ波焼灼療法は、早期の肝臓がんに対する
確立した標準治療です

ですので、推奨治療ですから、私も治療選択肢に入れる場合があります
ですが、治療の性質も知っておく必要があります

がんという血流豊富な細胞の塊に、外側から
針を直接刺して(直接刺さないノンタッチの手法もある)
熱を上げて、癌細胞を熱凝固させる治療方法
です

今の技術はかなり確立しているので、よく起こる合併症ではありませんが、
手技の性質上、
針を刺し熱を上げることで、癌細胞が肝臓内に拡がるリスクがあるということも理解しておかないといけないと思います

重粒子線も最近、よく使われる局所療法です
照射部位の制御力は90%を超える報告が多く、
非常に有効な治療方法の一つです

一つのリスクとして挙げられるのは、
肝臓内のがんに照射しますが、その周辺の肝臓が萎縮(縮む)可能性があります
萎縮すると、その場所の機能は失われたり、
肝臓内の胆管が拡張、動脈と門脈の意図しない結合(シャント)ができてしまうことです

この患者さまも

ラジオ波焼灼療法、重粒子線治療を受けたあと、
評価してみると、

肝臓内に多発再発、
動脈―門脈のシャント、肝臓内の胆管拡張ができてしまった状態です

スライド2

こうなると、
治療が難しくなってしまいます

全身化学療法が奏効すれば、改善に向かいますが、
奏効しなければ、良い流れが失われてしまいます

岩本内科で相談いただいたので、

がんカテーテル治療を行うこととしました

がんカテーテル治療用ポートReMAPを挿入し、
丁寧に治療する動脈を選んで
治療を行います

スライド4

動注療法のNew FP療法でも、
肝内胆管の拡張があると、炎症、感染を誘発する可能性がありますし、
動脈-門脈シャントがあると、流したい薬剤が、がんではなく、肝臓の外に流れ出てしまう可能性があります

ですので、慎重に流す位置を選んで治療を行います

できる限りの工夫をして、
がんに薬が安全に届くように行いました

結果ですが、
肝臓内に多発するがんは
著明な縮小が得られていました

スライド13

多発している状態ですが、
がんゼロを目指せます

どの治療も
良い面も悪い面もあります

よく理解した上で、
悪い面もそのリスクをできる限りの工夫で少なくして、
治療を行う必要があります

効果が見られて、ホッとしました
続けて、治療して参りたいと思います

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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