脂肪肉腫にも動注療法

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

昨日は、祝日でしたが、
岩本内科の当直だったので、
5月からくる発表、講演ラッシュの
スライド準備をしていました

発表用のスライドを作るのも
けっこうプレッシャーが大きくて
神経を使います

せっかくの機会を頂いて
聞いて下さる方々の時間を使って
発表をするので、
少しでも為になる発表にしたいのです

昨日は、はかどったので満足です

さて、本日ご紹介は
癌というか肉腫へのカテーテル治療

癌と肉腫とは同じように悪性の腫瘍なのですが、
由来が異なります
癌は上皮性、肉腫は非上皮性由来です
癌と名前は異なりますが
癌と同様の性質を持ちます

無限に増え、どこにでも浸潤し、転移します
肉腫の場合、悪性度が高く
使える抗癌剤も少ないので、治療困難に陥りやすい問題があります

今回のご紹介は
脂肪由来の肉腫
脂肪肉腫です

この方は、
4年前に、脂肪肉腫が見つかり
手術が行われました

その後、すぐに肝転移の再発を来たし、
ご高齢かつ全身状態もあまり良くないため
全身の抗がん剤治療は行わない方針となりました

ですが、ご家族がまだできる治療があるのではないかという事で
岩本内科を探され、
2年強前に、初めてご来院されました

スライド4

来院時の単純CTですが、
肝臓内に二カ所
一つは4 cm大、もう一つは2 cm大の
転移病変を認めます

カテーテル留置を行い
動注化学療法
を開始

3ヶ月の経過で明らかに縮小

スライド6

その後、月に一度程度
継続し、
現在に至ります

4 cmの腫瘍は1 cm強
もう一つの腫瘍は数ミリまで縮小

スライド15

PET検査ではもう光っていないので
もしかしたら壊死している状態かもしれません

現在は、
従来の動注用カテーテルでは無く
新しい動注用カテーテルであるReMAPを入れて
1から1.5ヶ月に一度4-5日入院して
治療を継続しています

スライド13

大切なことは、治療中一度も
この動注治療で
吐き気、倦怠感など含めて副作用を起こすことなく
元気にお過ごしいただけていることです

いろいろな癌、肉腫に
このカテーテル治療は有効なのです

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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