あきらめない!!

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

暑いですね

一年前から、テニスを始めて身体づくりをしているのですが、
先週の日曜日、テニスの試合に始めて出てみました

もう、身体の危険を感じるくらい暑くて
氷で体を冷やしながら、
水分を4リットルくらいは飲んで、
試合しました

私が、学生の頃と比べて、気温は10度近く?上がっているように思います
温暖化の影響でしょうか
ちょっと異常です

試合結果は、まぁ、初挑戦なので、良しとして、
まだまだ精進していきます 笑

さて、
そんな話をさておきまして、

この前、ガンばった治療を紹介

この方は、
関東から岩本内科まで来られている方です

関東のがん治療で中心の病院で治療されていましたが
テセントリク+アバスチン、レンビマなど全身の抗がん剤治療が効かなくなり、もはや、治療選択肢がなくなったとのことで
インターネットで岩本内科を調べて来られました

肝臓の動脈には、
カテーテル留置を行い、肝動注化学療法 New FP療法

このカテーテル留置も、めちゃくちゃ難しかったのですが、

今回は、横隔膜の動脈です

なぜ、肝臓のがんなのに横隔膜の動脈かと言いますと
横隔膜は、呼吸のための筋肉なのですが、
肝臓の上や背中側の方は、右側の横隔膜が隣接している状態です

がんは大きくなる時に、血管から血液をもらって大きくなるのですが、
肝臓の動脈からだけでなく、隣接している横隔膜の動脈からも血液をもらうことがあります

この方も、横隔膜の動脈が肝臓がんの一部を栄養している状態でしたので、
今回、その動脈を治療する事にしました

実は、前回、その動脈を治療しようと思ったのですが、
この動脈が非常に難しい場所から分岐しているので、前回は断念した動脈だったので
今回、だいぶ気合を入れての挑戦
でした

横隔膜の動脈は
人によって、分岐のパターンがいろいろあります

その中で一番難しいのが、
腹腔動脈から分岐するタイプなのですが、
とくに、腹腔動脈が短く、角度が急峻に分岐しているのに加えて、
横隔膜の動脈自体も、折れ曲がっているので
非常に難易度が高い症例
です

スライド2

この動脈には、
私が編み出した特殊な技で、マイクロカテーテルを挿入するのですが、
その技を使っても、
なかなか入らない

先端可動式の特殊なカテーテルを使ってみましたが、それでもうまくいかず、

何度も何度も挑戦しますが、なかなか入らず
さすがに、もう無理かな、あ~神様なんとか治療させてください・・と
思ったところ、

ポンッとマイクロカテーテルの先端が、その動脈にハマってくれました

スライド3

ということで、
治療ができました

治療前と比べて、肝臓の上側、背中側に薬が溜まっているのが分かると思います

スライド4

本当にホッとしました

腕は磨き続けていますが、
治療はいつもいつも難しいことばかりです

難しい血管をあきらめるのは簡単です
治療をあきらめるのは簡単です

ですが、狙うからこそ、治療ができる可能性が生まれてきますし、
次の治療をと真剣に考えるからこそ、次に進める可能性が見えてくると私は思っています

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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