スーパー、スーパーサッド。

医療機関

28年前母校で友人の研修医が死んだ。

大学と研修医のお父様が裁判をした。

研修医は労働者と言う判決だったが、

お父様が望んでいたのは謝罪だった。

 

 

若者が患者の病気を治したいって夢を見、

医学を志し医師になり働きだした5ヵ月目。

 

彼に、大学の一階ロビーで休憩してる時、

よく出会った。胸部外科も耳鼻科もホント、

どっちもハードやけど頑張ろうな、って、

患者の病気を治す為の挑戦を喜んでいた。

 

 

5ヵ月目に彼が旅立った時、僕は不思議と、

悲しくなかった。彼は一生懸命だったから。

 

医者は、医学の為に患者の為に、

自分の人生を、全て捧げている。

 

 

ただ一つ悲しかったことが在る。

 

それは、彼のお父様に対しての大学の対応だった。

彼が命を賭して医学に取り組んだのにも係わらず、

一人前の医師になるまで育てられなかった謝罪と、

一生懸命な医療人に対する感謝を伝えなかった事。

 

そして、もう一つ哀しかったこと。

 

医学を志した仲間の死が確かに在ったのに、

彼の死の真実を語る事なく忘れるのを待ち、

何事も無かったかの様に新研修制度になり、

彼の生きた事実を讃えることなく、今も尚、

無かったことになってしまう医療界である。

 

医療界は、今も同じだ。歴史を繰り返す。

謝罪などあるはずもなく忘れるのを待つ。

そして、過ちは無かった事にしてしまう。

 

 

人の死が軽くなってきている気がする。

シンけったいな町医者の中のコメント。

 

人の死は、いつだって、とても悲しい。

だけど、その死を乗り越えていくには、

ちゃんと、弔ってあげたい。その為の、

真実を知る医学だってこの世には在る。

そこにある真実に目を向けず、さらに、

口を噤まないといけないのは、残念だ。

 

 

今日は片男波リカバリーしていた。

同級生の研修医が死んだ後、僕は、

しばらく医療界を離れた。今回も、

やっぱり、それが必要な気がする。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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