診療所

君は、そこに何を見たい？ まだまだ、さすらおう。 今日は、いつもの憩いの場。 メガネ屋の店長と、しばし、 カラーレンズ談義をした。 最近は、ネイビーのレンズを使うことが多い。 世界が青く見えて、すごく、冷静になる。 訪問の運転で愛用は、グリ...

ザイタク医療って、『その人らしさ』を支える医療だ。 『その人らしさ』を支えるってことは、 つまり、尊厳を保つ、ディグニティを保つ。こと。 医療者の一方通行医療では、いつまでも『その人らしさ』は手に入らない。 また、市民が真の医療を自分のもの...

どうしても病を受け入れられず、 また、僕たちの力不足もあり、 苦しまれる患者さんがいる。 70歳の男性。肺がんのステージ4。 子供らを大きくした後、彼は一人で暮らしてきた。 掃除・洗濯・買い物・料理・近所付き合い等々、 なんでも自分一人でや...

そこに至るには、紆余曲折あるだろう。 それぞれの人間が、それぞれの人間に、 囲まれ、世話をかけ、暮らしているのだから。 うまくいかないこともある。 思っていない結果になることだって よくあるとわかっている。 だけど、だけど、だけどだ。 最期...

現代のブラックジャック　町医者　長尾和宏先生が コロナ前に書いた迷著、いや名著『小説「安楽死特区」』に 登場する主人公の一人が、酒匂章太郎だ。 死にたい、と願うのはエゴですか？ 生きていて、と望むのは愛ですか？ と本の帯にある。 彼は、神経...

僕らは、どこへ向かうのか。 ザイタク医療の未来を、親友と話した。 仮想現実が、普通になる僕らの老後。 胃瘻がどうだとか、 経鼻胃管がどうだとか、 中心静脈栄養がどうだとか、 人工透析がどうだとか、 人工呼吸器がどうだとか、 おそらく、仮想現...

昨年の11月8日に母が旅立った。 母の遺言の中にも、 もちろん書いてあった、 母の生前から何度も聞かされてきた、 母方の祖父母の大切にしてきた家と土地。 この相続の手続きが、概ね完了となった。 あとは、9月8日までに相続税の納税をするだけ。...

クリニックに原画が。 なんでも相談所にレプリカが。 ネイティブアメリカンのカチーナダンス。 儀式後の朝焼けを描いたものだ。 そろそろ夜明けだ。 僕らはこの経験を1000年後の未来に生かす。 1000年前も、今日も、1000年後も、 やっぱり...

船が沈む時、船長はその船が沈むまでに、仲間を逃がす。 山に登る時、リーダーは時に、勇気ある撤退も辞さない.。 どんな目的よりも人命が優先する。 それでも、人は挑戦する。 宇宙の様な未知の空間に、 この地球の未来を夢見、飛び込んでいく。 その...

センセ、、、あんなあ、、、こんな話したら、 もう、、終わりみたいやから、、、嫌やねん。 まだ、、、ワシ、、、生きてるんやしな、、、 最期の人に話すみたいにな、娘が言うんや、、、 「お父ちゃん、何が食べたい？食べたいもん買うてくるで。」 こん...