医療機関

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目指せ、ステーキ!!!

手足やのどや舌の筋肉・呼吸に必要な筋肉等が徐々にやせ、力がなくなっていく病気。そんな神経難病を患われている患者さんと奥さんが、僕にこう尋ねられた。先生、パパね、気付いたら機械外して二階まで来てね、私達の寝室見たり、おトイレの大の方ね、最近で...
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こんなコロナで過ごした大切な三年間。

今日は、息子の高校の卒業式だった。卒業式の写真が、妻から送られてきた。2020年1月ダイヤモンドプリンセス号の頃から、このコロナ騒動が始まった。彼らは、高校1年の1月だった。高校生活のほとんどをコロナの中、過ごしてきた。僕自身の18歳はどう...
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どうせやるなら一生懸命に。

先日来、『ザイタクなんでも相談所』開設に向け、改修のお世話になっているのは、三田のクリニックの『相撲部屋』作製や、祖父母の家『思い出の白梅の咲く庭』改修をやっていただいたタナカと仲良しのH工務店さん。そのH工務店さんのT社長とは、飲み友達。...
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初心を忘れず。

月に一度、いつもの美容院で、カットとトリートメントと、ヘッドスパをする((笑))クリニックを三田市に移してから、ずっとそのペースで通っている美容院。カットはいつも店長だが、ヘッドスパは若い見習いさんにしてもらう。今日の美容師見習いさんは、若...
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戦争に反対です。

どんな理由があるにせよ、僕は戦争に反対です。しかし、ホンマ、自分の無力さに心が沈んでいる。コロナでも戦争でも、医者なんてほんと役に立たない。心が沈んでいる。なのに、今日だって、僕を待ってくれる患者さんがいて、ありがとうございます、先生の笑顔...
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始まりは、やっぱり車椅子だった。

医者になって、4年目の3月。篠山病院での非常勤勤務が始まった。そうあれから、20年が過ぎた。20年前の篠山病院の外科病棟は、床が木でできた古い古い病棟だった。リハビリ医として診療したての頃。その外科病棟の病室でのこと。消化器系疾患の手術後の...
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みんなで歩いて行きたい。みんなで歩いて生きたい。

これだから、やめらんない。すごく嬉しい。どの患者さんも、こっちのご家族さんも、そっちの医療者さんも、あっちの介護者さんも、みんな歩き始めている。みんなで歩き始めている。みんなで歩くことは、やっぱりこんなに素敵だ。路地裏ノルキン部は、2021...
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今日は、本人やなくて親父さんに。

いつもはどこまで行っても、患者さんファーストなんやけど、今日はなぜか、なんとなく、親父さんファーストで診察した。発達障害と向き合う息子さん。息子さんを心から愛している親父さん。診療を開始した頃は、あまりにも大きな床ずれで、生死を彷徨う息子さ...
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母からのバレンタインチョコ

今年は、母からのバレタインチョコは無かった。毎年毎年、47年間、モテないタナカにも必ずあった母からのチョコ。今年は、無かった。やっと沁沁と母の死を実感して涙している。母や祖母の愛を一身に受け、ここまで大きくなった。48歳という不惑の40代も...
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ノアの方舟は、『ザイタク』だ。

昨年9月頃から、この半年は激動だった。コロナの第5波・第6波の中での在宅医療や路地裏ノルキン部200人達成(良かったことはこれだけ)やピンコロ劇の延期の繰り返しやメイン活動の玉手箱研究会の活動延期などなど。そして、最大の難局は、『母の死』だ...
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四十肩

教えてもらうということ。大切なのは、相手へのリスペクト。そして、学ぶ姿勢を常に持とう。お父さん、ボク四十肩なんですケド、どないしたらなおります?うん?!お顔つきが変わる。それはなあ、センセ。ペットボトルでな、こうやるねん。肩の体操のやり方を...
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晴天を誉めるには日没を待て。

晴天を誉めるには日没を待て。こんな諺がある。ご存じの方も多いと思うが。朝、晴れていたからといっても、夕方にならなければその日の天気はわからない。人の幸も死ぬまではなんとも言えない。なんで、『ザイタクなんでも相談所』を作るかって?そりゃあ、簡...
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30年の歴史

今朝、彼女は長い闘病の末、天国へ旅立たれた。死亡診断書を書く時、カルテを見直す。在宅看取りに至るまでのご本人の歴史を振り返る。それは、ご家族の歴史でもある。穏やかに休まれているお顔を見て、ご本人を労う言葉とともに、ご家族にも労いの言葉をかけ...
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コメリと水仙とアンタ

やっぱり回数だなあ。。。。訪問は。今の腕前では、まだこんなところ。。。11月に初めてお逢いして、昨日で14回目。初回の訪問時、心と体のアンバランスで、何もかもを拒絶されておられた。病名を伺うと、認知症?、、、ということだった。ご本人さんのそ...
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介護することと学ぶことと愛することと。

介護って、苦しいばっかで、楽しいわけないですやん。先生は医者やから、そんなこと実際にやってへんし、わかってへんのですわ。昔、丹波篠山の仲良しのデイの介護福祉士のリーダーにそう言われたことが、ずーっと頭から離れなかった。介護って楽しいはずやと...
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ポニーテール

娘が乗馬を始めたのは、小学生の頃。最近では、練習を見に行く時間がなかなか取れず、どれくらいうまくなったのか、正直わからない。彼女の話からすると、ポニーから大きな馬になって、結構、馬を走らせているらしい。最近病院から帰ってこられる患者さんの日...
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システム手帳に憧れて

昨日は、どんな文具がこれからのチャレンジに最適か、かなり妄想しまくって、憧れの『システム手帳』にした((笑))毎日毎日、大学ノートに予定を書き続け、はや10年が過ぎた。この日記のような大学ノートのやり方は、大学院時代に医療情報学の教授に教え...
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そうだ!文房具を買いに行こう。

クリニックの新事務所準備中だ。ザイタク文化を広めるためのチャレンジ。ザイタク介護・看護・医療『なんでも相談所』たなかホームケアクリニックの玄関は、猪名川の書家の先生に直接、木に書いていただいている。今回も『なんでも相談所』を書いていただいた...
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失墜から、ボクらは自ら這い上がる

こんなコロナ禍でも、ちゃんとザイタクは存在する。今日、必死にお家に帰ってこられた。ご本人もご家族と久しぶりの再会だ。センセんとこな、近いから選んだんや。ひとしきり痛みとかお腹とか診察しながらお話を伺う。彼の人生の歴史をぽつりぽつり。大切な息...
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来てくれるだけで落ち着きました。

来てくれるだけで落ち着きました。こんな素敵なことを言っていただける。だから、ザイタク医はやめられない。だから、うちの訪問看護は素敵すぎる。なにがいいんだろう。我ながら、自慢気に振り返ってみる((笑))朝7:30に電話が鳴る。どうやら一晩、咳...
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たかが車椅子、されど車椅子。

その介護には歴史がある。その車椅子には歴史がある。その場所のベッドには歴史がある。褥瘡の処置方法にだって歴史がある。そして、そこで暮らす家族にも歴史がある。主語を間違えるな。車椅子やベッドに代表される福祉用具の入れ替えには神経を使う。その道...
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22歳の頃

22歳の頃は、大学4年生だった。医学部だったので、いよいよ病院実習が始まる頃。患者さんと接するのは、病院だと思っていた。今日は医療系の学びをする大学生さんが、在宅医療の見学に来てくれた。年齢も22歳前後の彼女ら。患者さんには今の暮らしがあり...
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なんで今、ボールを出してくれないのか?

なんで今、ボールを出してくれないのか?スクラムハーフ⑨番を中学からやってきて医学部のラグビー部に入った時、タナカは、結構、自信過剰だった。⑨番はフォワードとバックスをつなぐ重要なポジション。ボールをつなぐタイミングが何よりも大切な仕事。フォ...
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電話がつながるという安心。

電話が鳴る。急変なことかと思い、いつも電話に出るが、、、せんせい、ヘルペスの塗り薬とワセリン、間違って塗っちゃったんですけど、大丈夫ですか?せんせい、ジェネリックのお薬嫌なんですけど、この質問欄にバツって書いていいですか?せんせい、この前話...
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静かに過ごす。

今日も、いつもの土曜日だった。もう10年以上こういう生活スタイルだ。これが正しいかどうかわからないが、すべてを在宅医療シフトにしてきた。こんな風に働けることは、普通ではない。こんな風に働けることは、みんなのおかげ。家族を始め、仲間のみんなは...