“色々な人と広く出逢うことが神様の本意なら、なぜ家族なんてあるの!?”という声が、皆様から聴こえてきそうです。
家族は、生物的には言うに及ばず、目に見えない“強い絆(結びつき)”があるためです。
赤の他人なら、もしかしたら気にもしないようなことも、“家族”であることで無碍(むげ)にはできないーーー そういう方も実際には多いのではないでしょうか。だからこそ、家族の問題解決に一層苦悩したり、手を焼いたりするのですね。
人の出逢い、“ご縁”とは、同じ程度で引き合うのではなく、いわば“強弱”をもって引き合います。
強い繋がり、そして緩やかな繋がりが、一人ひとりの人生に幾重にも敷かれております。ですが、それは強いから大切とか、緩やかだからたいしたことないというのではなく、この世のエネルギーの兼ね合いとして、ご縁の強弱を設定することで、地球全土の流れ(巡り)を促しているのです。
それでこそ、人類は生命として生かされ、順繰りに魂は地球で転生し、種(しゅ)も生き延びてまいりました。
“家族”という括(くく)りは、命が誕生してからの、いわば“最小単位”です。
そして、なおかつ父と母がいて、そのまた先のご先祖様がいらっしゃり・・・と、実際には途方もなく長い系譜に引き続き、“家族”が紡がれることになりますから、人間は、これらの集団の影響をもろに受けていくことになります。
そしてまた、家族である以上は、やはりもっとも身近な存在でもあり、今は様々な家族形態がございますが、近く(密接に)関わり合うことも、あるいは疎遠になることも、どちらも強い意味を成します。
究極的には、近親かかわらず、どの人と接することも魂的に十分学べるのですが、上にお伝えした霊的な“強弱”の原理からしますと、人と接する、つまりは、関わり合う程度も様々に“設定”されていくとご理解いただければと存じます。
そしてそれらの様々な関わりのなかあって、超特急レベルでの学びをこの人としたいよ、という間柄同士が、数的に制限された、今世の“家族”のなかに選出されますので、そういった意味では、“家族になる”というのはやはり霊的な特別感がございます。
世界中から、いえ、霊的な世界からも選りすぐった“この魂こそ”というメンバーなのだから、前進的な物事を得て幸福を存分に享受したい、という気持ちは皆様お持ちになるかと存じます。
ですが、“家族”とは、近しく、無碍にできない存在だからこその、向き合う(あるいは拒絶する)という難しさは何人(なんぴと)もこの地上で請け負う試練でもあり、各々の魂の求めるところによってしかるべく天より降ろされ、日常生活の随所に影響を及ぼす、そういう現象界の厳しさもまた、わたくしたちは心得ておくべきなのです。
(次回⑤へ続きます。)
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Source: 神々からのメッセージ
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