最近、ちょっと食欲がある
臼蓋形成不全・変形性股関節症的には
あまり体重は増やせないのに
乳がん的には、
少し体重をつけた方がいいのだけど
乳がん治療中は、
6年間、ずっと軽いつわり状態
胸がムカムカしたままで、
食欲もあまりなく、
食べてもおいしく感じられなかった
ときどき、
「○○が食べたい」と、
特定のなにかを無性に食べたくなることがある
そしてその目標を達成しなければ、
ずーっと食べたいまま収まらない
それが今は、“クリスマスケーキ”
たぶんこの時期、
テレビのCMやあちらこちらで
クリスマスケーキの画像を
目にする機会が多いからだろう
この気持ちが来月の24日まで続くのかと思うと、
先が長すぎて思い遣られる
もうひとつ、
今、無性に食べたいのが“ごはん”
もともとあまりごはんは好きではなかった
子どもの頃は少食だったこともある
今思うと、
母のごはんの炊き方もおいしくなかった
それに昔、“ごはんは太る”と、
謝った認識を持っていたことも
その原因かもしれない
そして、
ごはんをパクパク食べながら思った
「こうして“食べられること”って、
しあわせだなぁ．．．」
と――
食べられるということは、
元気があるということ
体調が悪ければ、食べたくもない
食べてもおいしく感じられない
しっかり食べて、
しっかり動くことができて．．．
それは、
最高にしあわせなこと
身体が元気だと、心も喜ぶ
だって、身体と心はつながっているから
身体に元気がなかったら、
心も元気になれない
心に元気がなかったら
身体にも力が入らない
やる気も出ない
心の健康のバロメーターは、“笑えること”
お笑い番組を観る気持ちになれること
そしてその番組を観て笑えること
それが私の心の元気
落ち込んでいたら、
楽しいテレビもただ耳障りなだけ
観たくもないし、
笑うこともできない
だから、
食欲があること、
しっかり食べられることは、
身体と心の元気の素なのだ――
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Source: りかこの乳がん体験記
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