人材定着・育成・確保をSNSでつなげる組織内外のマネジメント

その他

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どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!

今回は、私が数年前に法人事務局で取り組んでいた活動をもとに記事を書きたいと思います。

テーマは『人材定着・育成・確保はつながっている』です!

つなげるツールはSNS

今となっては多くの施設が取り入れている方法かとは思いますが、まだ取り組まれていない施設は、この記事を読んだことを機にぜひとも導入してください!

まずは人材定着を考える!組織内に向けてSNS発信!

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介護士や生活相談員、ケアマネジャーといった仕事を中心にしてきた私が法人事務局を任せられることになったことがありました。

最初は、嫌で嫌で仕方なかったのですが、そこは発想の転換で私の強みを生かした法人事務局の活動が出来ればと描き始めていました。

その一つが、広報活動。

広報活動については、特養の生活相談員時代に先立ってブログ発信をしていたので、さほど苦ではありませんでした。

介護の経験をしてきたからこそ気づける介護現場の様々なエピソード

それは、介護現場をラウンドしているなかで気づけることもあれば、介護士さんの話のなかで見つかることもあり、会議に参加して得られることもあります

そして、それらは現状把握につながるとともに、いいエピソードは私の言葉で介護士さんに感想を伝えることで介護士さんのモチベーションアップにつながります

とはいえ、日々の言葉だけでは、伝えきれないこともあれば、伝わりきらないこともあるわけです。

そんなときに、ブログを書いてみようと思ったわけです!

一つのエピソードについて、言葉を選びながら介護士さんのモチベーションアップをイメージしながら記事を書きます

え?
そんなのブログじゃなくても社内での情報発信にすれば、個人情報への配慮もさほど必要なくもっと具体的な情報発信ができたんじゃないんですか?

確かにそのとおりなのですが、この時から人材確保にもつながればいいなという思いがあったのでブログという方法をとっていたのです。

記事が抽象的になってしまうことは確かにもったいないかもしれません。

ところが、ブログにすることで思わぬ効果がありました。

ネット発信になるので、当然のことながら個人情報への配慮は必要不可欠です。

写真は後ろ姿のものを使ったり、個人を特定できないように抽象的な表現を使ったりしたのですが、これが功を奏しました!

具体的な表現や描写はどこか冷たさを感じることがありますが、抽象的な表現や描写になることで温かみが生まれたのです。

後ろ姿の写真や抽象的な表現で、その時の表情を想像してみたりしながら記事を読むことは、小説を読むような感覚であったり、写真や絵などのアートを楽しむような感覚が生まれるのだと思います。

ブログの記事は介護士さんだけでなく他の職種の職員さんにも届き、ときにはブログに匿名でコメントが寄せられることもありました。

私は職員さんのモチベーションアップを肌で感じていました!

こうした活動を法人事務局として取り組めばどうなるか?

介護現場と法人事務局の溝が一気に解消されます!

まずは、組織内のモチベーションアップこそがSNS発信の真の価値です!

私の場合は、まずは組織内向けに重きを置いていたこともあって、ブログを職場内に一定のユーザーがいることを把握していたFACEBOOKで拡散させていましたが、他のSNSも十分に使えますよね!

ちなみに、ブログといっても簡単ではありませんけどね…(^_^;)

やはり一定の介護の知識がないと深みのある記事は書けませんし、表現力や構成力に乏しければいい記事は書けないものです。

そういう意味では介護施設は「いい記事」を書けるブロガーを雇うと強いかもしれませんね!

ブログ発信は人材育成につながっていく!

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ブログの内容については、あまり組織内では語られることがありませんでした。

皆、ネット上とリアルは切り分けているんですかね??

私もFACEBOOKにハマっているときがあったのですが、FACEBOOKに投稿した内容ってあまりリアルで触れないんですよね。

そういう心理が働くんでしょうね(^_^;)

なので、どれだけの職員がブログを見ていたのかはあまり把握できていなかったのですが、PV数を確認していると明らかに増えていっていたので、きっと一部の職員さんは見てくれていたのだと思います。

もちろんFACEBOOKユーザーからは「いいね」が増えてましたし!

私のほうからも、ブログについては日常ではあまり触れてなかったですし、目に見える反応を感じることはありませんでした。

ただ、ブログを始めて明らかに前向きな取り組みが介護現場に増えていったのです!

きっと皆読んでくれていたんだと思うんです!

ブログを読んでモチベーションが上がり、また頑張ろうと思えて、また「いい介護」に向けて頑張り、それをまた発信する!

これは極めて間接的な人材育成だと思うんです!

介護現場の力を引き出す!

まさにコーチング型広報活動です!

組織内の「ステキ」と「リアル」を集めた広報活動が人材確保につながる!

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ステキなブログが蓄積されていくと、いよいよ人材確保への道が切り拓かれていきます

ブログでは、介護現場のステキなエピソードだけでなく、組織内での仕組み作りや研修内容をお届けしたりします。

へ~!
面白い研修やってるな~!

介護現場って大変って聞くけど、この施設頑張ってるな~!

ブログで組織外に発信しようと思えば、組織内でいい加減なことができなくなります。

どうせやるならステキな研修を!

包み隠さず現状を伝え、それでも前を向いているステキな取り組みを!

そんな風にして、施設の中のあらゆるエピソードが蓄積されたとき、人材確保の効果が発揮され始めます!

ブログを読んで来ました!
ステキな取り組みされているな~って思って!

ここまで「ステキ」という言葉を何度も使ってきましたが、あくまで書いていることは「リアル」でなければいけません。

まだまだな部分はありのままの「リアル」を書くようにしなければいけません。

そうでないと、こんなことが起こります…。

採用されたはいいけど実際働いてみると全然違うやん…。

それに、組織内でも…

嘘ばっかりやんか…(-_-;)
話盛りすぎやわ…引く引く~(-_-;)

いずれにせよ、情報発信は等身大が一番です!

現状を良く知る人間に「ブログ」を任せれば、人材定着・育成・確保が全て補えます!

介護施設よ!
ブロガーを雇おう!

まとめ

一言で言えば、人材定着・育成・確保はつながっているんです!

そして、そのツールとしてSNSを使えばいいということです。

記事のなかでは、ブログに絞って書いてきましたが、ブログを軸にして様々なSNSを活用すればいいと思います。

FACEBOOKTwitterINSTAGRAMLINE、ターゲットに合わせて上手くSNSを活用しましょう!

ビジネスとしてはFACEBOOKが一番使いやすいと思って使ってきましたが、ユーザーの多いLINEは発信力としては高いでしょうし、匿名性の高いTwitterや若い層に人気のINSTAGRAMなども網を広げようと思えば効果はあると思います。

これらのSNSは短時間で投稿できますし、拡散用として上手く活用すればいいと思います。

この記事の中では触れてませんが、対家族や地域に向けての効果もありました!

もちろん最初からそうした効果も期待はしていたのですが欲張ってはいけません!

忘れてはいけないのは、組織外向け以上に組織内向けの情報発信に力を入れるべきということです。

人材定着・育成という今組織にいる人材を大切にしたSNS発信をした結果としての人材確保と捉えるべきです。

この施設なら自分を大切にしてくれそうだな!

求職者にそう思ってもらえた時、『人材定着・育成・確保をSNSでつなげる組織内外のマネジメント』は完成したと言えるわけです!

いぜれにせよ、ネット発信というのは誰でも見られるものなので、言葉を選ぶセンスはかなり高いものが求められます

もう一度声を大にして言います!

介護施設よ!
ブロガーを雇おう!

 

Source: すべての道は介護に通ず【暮らしかるモダンなブログ】

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